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マテリアル技術関連用語解説(か行)

加工硬化 Work Hardening
ひずみ硬化ともいわれます。鉛を例外とし、金属に応力を加えた場合すべりが生じます。その抵抗がだんだんと増してくると他の面に移っていきます。(塑性変形)冷間加工により変形が進めば進むほどに抵抗が大きく硬くなってきます(加工硬化)。ステンレス板や伸銅品、非熱処理アルミ合金板などはこの加工硬化の程度により(加工度)質別が区別されております。
加工硬化係数(n値) Work hardening coeffical
絞り加工性の目安である特性値「n値」のことです。降伏点以上の塑性域において応力とひずみとの関係(曲線)をδ=Cεnで近似させたときの指数nのことをいいます。加工硬化係数が大きいほど、局所収縮発生までの伸びが大きいため絞り性が良くなる。
加工率%
冷間加工率ともばれます。加工硬化は加工の程度によって硬さが変化するものであり、化効率が大きくなると、硬さ、引っ張り強さが増してゆき、伸びについてはていかするものです。
加工率%質別記号
軟質
101/4硬さ1/4H
201/2硬さ1/2H
30硬質H
ガスケット Gasket
シリンダーヘッドとシリンダーの間に挟む薄い型抜きいたのことで気密性を高めるパーツのことをいいます。パッキンなども同じ役割をする名称です。俗称VCR・UJRなど面シールガス配管継ぎ手や超高真空領域のコンフラットフランジに挟む銅ガスケットなども同じ用途で使用しております。
型打ち鍛造品 Closed Die Forging
金型のインプレッション内部に、材料を加圧して充満させて成形する鍛造のことです。バリを出すものと出さないものがあります。
硬さ Hardness
定義では「一体物の硬さとは、これを他の物体をもって押し付けるときに、その物体の変形に対する抵抗力の大きさをもって規定する」とされております。実際には、ブリネル硬さHB、ショア硬さHS、ロックウェルC硬さHRC、ビッカース硬さHVの値で比較して硬さを知ることになっております。一般的には硬い材料は強く耐磨耗性が大きく、伸びや絞りが少ないものです。硬さは、引っ張り強さとも密接に関係があるため、次の推定値で計算が可能です。
引っ張り強さkgf/mm2 = 0.101972 N/mm2 ≒ 1/3HV ≒ 2.1HS ≒ 3.2HRC
HV ≒ HB
HS ≒ HB/10+12
HS ≒ HRC + 15
硬さ試験 Hardness Test
金属材料の機械的性質の中で硬さを調べるテストがあります。押し込み硬さ(HBブリネリ硬さ、HVビッカーズ硬さ、HRロックウェル硬さなど)、反発硬さ(HSショア硬さ)の二種類に区分けされます。
カットオフ値
断面曲線から所定の波長より長い表面うねり成分をカットオフした曲線を、粗さ曲線といい、この所定の波長をカットオフ値といいます。
金網
金属線を織り込んだ編み物のことです。一般的にはメッシュ数で表示されることが多いです。
織り方の種類として、織金網、綾織金網、杉織、畳織、綾畳織、綾莚織、トリプル織、クリンプ織、菱形金網、亀甲金網などあります。
機械的性質 Mechanical Properties
金属材料の機械的な特性や、つまり弾性、非弾性反応、応力と歪み、弾性率、引っ張り強さ、疲れ限、硬さなどのように力が加えられた場合に発生する材料性質。
矯正
板材の平坦度や管、棒材の真直度を改善するために行う修正処理です。テンションベラー、ローラレベリングによる加圧と、ストレッチャーによる引っ張り矯正などがあるが、場合によっては併用されます。
キレート洗浄
特殊なキレート材を含む液に浸漬して、被処理物の表面に付着する鉄錆(貰い錆)などを溶解除去する洗浄をいいます。
クラック Crack
材料の外面または、そのすべての厚さを貫通しているか又は貫通していない割れ目のことをいいます。製品の表面から内部に広がった裂け目でもあります。
クラッド材 Clad Plate
強さを増したり耐食性を向上させたりするために、ある金属に他の金属を加圧接着や圧延によって合わせ板したもので、被覆材の一種です。
クリア
耐侯性を増す目的でアルマイトの上に施される透明な塗装のことをいいます。
クリープ強さ Creep Strength
まず、クリープとは一定の応力(荷重)を加えたときの材料の変形が時間の経過とともに進行する現象をいいます。クリープ強さは一定温度においてのクリープ速度0.1%(0.01%)を生じる応力のことです。耐熱材に重視されます。
クリーンルーム Clean room
1cf(立法フィート)の中に、どのくらいの大きさのパーティクルが何個存在するかでクリーンルームの清浄度「クラス」が決定します。クリーン度は例えば「クラス100」「クラス1000」などと表示されます。
ケーク Cake
「スラブ」ともよばれる板等の製造用厚板状になった鋳塊のことをいいます。円柱形状の「ビレット」(鋳塊)と区別されています。
結晶粒子、結晶粒度 Grain Grain Size
金属は、微小な結晶からできている多結晶体で、その結晶1個1個が結晶粒子といいます。この結晶粒の境面を結晶粒界といい、不純物が集まりやすく「粒界腐食」など起こりやすい部分です。結晶粒の大きさを「結晶粒度」といい曲げ加工の際、金属表面の荒れとなって現れます。また、「再結晶温度」以上に加熱すると拡大し、まったく同じ材質であっても熱処理の方法によって結晶粒度は変化するのです。一般的には「焼き入れ」をすると結晶粒度は細くなり、「焼きなまし」をすると大きくなる傾向があります。金属の結晶粒の大きさは 0.01~0.1mm 程度です。
毛割れ Hair Crack
金属の腐食によって、断面に細い毛状になって現れるキズのことをいいます。
小板定尺 
銅や真鍮は、幅365mm × 長さ1200mm が主な規格で、アルミは、
幅400mm × 長さ1200mm になっております。ステンレスには小板定尺はありません。
コイルカット品
通称CC板などと呼ばれ、メーカー製定尺板(一級シート・メーカー定尺)を切断したものをいいます。ステンレスの薄板定尺品をCCと呼んでいる場合もあります。
鋼管 Tubes
金属を筒状に成形した鋼材のことをいいます。シームレスの継ぎ目無し品と、鍛接・溶接加工されたものがあります。
光輝焼鈍 Bright Annealed
「BA」説明をご参照ください。
硬質アルマイト Hard Anodized Aliminum
アルミニウムおよびアルミニウム合金の表面処理で、硬度(HV)350以上の陽極酸化被膜(アルマイト)処理のことをい、耐摩耗性、耐食性、耐電性、含油性をもっています。被膜の形成方法は、硫酸浴をベースとして10℃以下の低温で陽極化する低温法と、有機酸に硫酸を添加し常温で電解する常温法があります。
合金鋼 Alloy Steel
鋼の性能や目的とする性質を出すために合金元素を一種または二種以上含有させた鋼のことです。以下に関税協力理事会(ISOとは含有量に若干の差があります)の分類による成分含有量を明記します。
合金元素含有量によっては、高合金鋼・低合金鋼と呼ばれます。
合金元素含有量
Al0.3%
0.00008%
Cr0.3%
Co0.3%
Cu0.4%
Pb0.4%
Mn1.65%
Mo0.08%
Ni0.3%
Nb0.06%
Si0.6%
Ti0.05%
0.3%
0.1%
Zr0.05%
その他0.1%
※S,P,C,Nを除きます。
高周波抵抗溶接
金属母材に直接200Kc~2Mcの高周波電流を流し、加熱・接合する抵抗溶接方法です。パイプ形状の溶接に適しており、中径の化粧管など高速で溶接加工処理されています。
孔食 Pitting corrosion
隙間腐食の一種で「点食」とも呼ばれております。ステンレスやアルミの不動態被膜面に有機物の付着や、塩素イオン溶液中で中性に近い塩素イオンによって被膜が破壊され母材内部に浸透する腐食です。
降伏点Yield point
引っ張り試験の途中で応力が急激に低くなり、伸びが進む現象が起こります。その応力Wを試験前の材料片の断面積Aoで割った値をいいます。降伏点は、スプリングバックの発生の目安にもなっています。
極厚板
金属の板厚が50mmを越えるものをいいます。
極薄板
金属の板圧が0.3mm~0.5mmの板のことをいいます。
5“×10”板
幅5尺×長さ10尺(幅1524mm×長さ3048mm)の板をゴトウ板と呼称しております。
固溶化熱処理 Solution treatment
ステンレス 1000℃~1100℃
アルミニウム合金 450℃~550℃
上記合金に対し、固溶体加熱処理を施すことで、加熱後に急冷した際の合金元素中の金属が析出するのを抑える処理をいいます。温度が高くなることによって合金元素は溶け込みやすくなりますが、合金固有の処理温度で加熱・急冷すると析出するはずの合金元素が固溶(溶け込み)したままになります。非鉄金属では「溶体化処理」「焼入れ処理」ともいわれております。

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