ボンベのサイズを選択する – 初めての高圧ガス
ガスの条件が整えば、あとはその条件に適したガス機器を選択します。
基本的なボンベサイズは、次の3種類です
内容積 | 材質 | 直径x高さ(mm) | 重量 | 備考 |
---|---|---|---|---|
47L (48L) (40L) |
マンガン鋼製 (アルミニウム合金製) (ステンレス鋼製) |
232 x 1,468 (250 x 1,463) (220 x 1,313) |
約53kg (約42kg) (約22kg) |
7000L=7m3を通称 「ナナセン瓶orナナリューベ」 |
10L (9.4L) (10L) |
マンガン鋼製 (アルミニウム合金製) (ステンレス鋼製) |
140 x 938 (175 x 687) (140 x 928) |
約13kg (約10kg) (約10kg) |
1500L=1.5m3 |
3.4L | マンガン鋼製 | 140 x 443 | 約6kg | 500L=0.5m3 |
- ※アセチレンガスは、多孔質マスに溶解させて安定貯蔵している独特な容器で約7kg,2kg,0.5kgなどの内容量で容器サイズが3種ほどあります。
- もっとも汎用性が高く、在庫があり、尚且つ容器をガスメーカーなどで貸与(レンタル 貸出期限がありますのでご注意ください)しているので費用がかからず便利なものが、最上段の47L容器です。
内容量がガス体であれば7,050L ですので、よっぽど少量しか使用しない場合以外はこの47L容器をお薦め致します。 - 実験やごくごく微量しか使用しない場合や、収納場所が狭かったり、持ち込みが不便な場所の場合は10Lがお薦めです。
ただし、一般仕様のガスは貸与容器がない場合が多く、お客様に容器をご購入していただくことがあります。
更には、1本ではガスが空になり充填依頼を出して交換する際、手元にボンベが残りませんので仕事に差し支える場合など2本用意する必要があります。
汎用性の高い高純度ガスの場合には貸与容器が用意されていますが、返却期間が1年間ですので、使用頻度とコストとの兼ね合いをよくご検討ください。 - ほんの少量だけしか使用しない場合や毒性ガスなどできるだけ保管する量を制限したい場合など、3.4L容器をご利用になられお客様もいらっしゃいます。
しかし、貸与容器はありませんので、基本的にガス容器は売却容器をお客様にお買い上げいただく必要があります。 - ボンベの材質をマンガン鋼製、アルミニウム製、ステンレス製など選択可能です。
ただし、マンガン鋼以外の容器は汎用性が低く価格も高く、納期も十分かかりますので、よくご検討ください。
ボンベスタンド
- 容器のサイズが決まりましたら、そのボンベを安全に保管するためのボンベスタンドが必要です。
予備用ボンベなどほかに収納する本数など加味し、ボンベの総本数が決まればボンベスタンドの仕様が決定します。 - 尚、ガスボンベの保管には、「ボンベスタンドなど」により鎖掛けなど転倒防止の措置を講じることが高圧ガス保安法でも定めがあります。
また、床面に転がしてご利用になられたり組み立て式の事務機器収納棚などにワイヤーで固定されたりするケースも見受けられますが、ボンベ1本約60kg弱(47L容器の場合)が地震などで揺れたりすれば、直近の装置を衝撃で損傷させるに十分な破壊力がありますので、ボンベスタンドをお薦め致します。
これでボンベの仕様が決まりますね。
STEP 2 「ガスボンベのサイズ・スタンドの仕様」
ガスボンベの種類 | 材質 | ボンベスタンド仕様 |
---|---|---|
47L / 10L / 3.4L ( 30kg / 7kg / 2kg:液化ガスなど) ( 7kg / 4kg / 0.5kg:アセチレンなど) |
マンガン鋼 / SUS / AL | 「 」Lボンベ x 「 」本立て |
※上記以外のボンベも多種多様あります。都度ご相談ください。
※ボンベを現場で移動しやすいように「ボンベ運搬車」を利用する選択肢もあります。