第6809号 酸素ボンベ用圧力調整器破損事故
高圧ガス事故事例集より
「酸素ボンベ用圧力調整器破損事故」のご紹介です。
発生日
平成30年9月25日
事故発生場所
神奈川県平塚市
事故状況
作業担当者は酸素ボンベ(充填圧:14.7MPa)の元バルブ
圧力調整器の閉止弁が閉止状態であったことを確認し、
酸素ボンベの元バルブを開けるためにH型ハンドコック
を用いて開けようとしたが硬かったため、左手で当該
ボンベを押さえ、右手でH型ハンドコックに力を入れて
開けたところ急激に元バルブが開いてしまい、圧力調整
器一次圧計あたりから火花が生じたため右手で元バルブ
を閉止した。その火花等によって左手の指および甲に火
傷を負った。
事故原因
圧力調整器の分解調査を行った結果、
・減圧機構部が焼損
・高圧側圧力計内部が焼損
・低圧側圧力計に損傷無し
・ダイヤフラムおよび保護パッキンは原型を残存
以上のことから、作業担当者が酸素ボンベの元バルブを
急激に開けたことにより、圧力調整器入口のフィルター
部で断熱圧縮による温度上昇並びに切粉等の可燃物の衝
突エネルギーによって部分的に非常に高温になり、圧力
調節器本体並びに一次圧力計の破損が生じたと考えられる。
措置・対策
・当該設備の使用禁止、及び下記対策が完了後に使用を再開した。
・酸素ボンベに使用禁止の掲示およびボンベ供給メーカーに
事象連絡後にボンベを返却。
・安全度の高い酸素用真鍮製二段式圧力調整器の導入
・SUS製から真鍮製にすることで継続燃焼性の低減。
・一段式から二段式にすることで突入速度の低減。
・酸素用にすることでフィルター位置がボンベ側に移動し、
突入速度の低減。
・ボンベ供給メーカーによる安全教育の実施
・酸素ボンベについては酸素推奨圧力調整器を使用する。
・ボンベ作業時の立ち位置(レギュレーター前に立たない)
・ボンベをポンピングで3段階に開放する。
・ボンベ交換時に、ボンベと調整器の締結部を、アルコール
を用いて拭き取り清掃を行う。
・取扱法、及び危険情報に関しての注意点を、取り扱う場所
に掲示した。
教訓
支燃性ガスのうち、特に酸素は圧縮断熱および摩擦熱による
事故が起きやすいことは周知な事実である。今回の事故から
改めて高圧ガス取扱い時の危険性を啓蒙することが肝要であ
り、高圧ガス取り扱いの定期的な安全教育のみならず、取り
扱い場所に注意勧告板を掲示するなど、安全情報を周知徹底
する事が重要である。
高圧ガス、低温機器、真空機器
川口液化ケミカル株式会社
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(利根川ダム統合管理事務所河川情報より)
(藤原・相俣・薗原・矢木沢・奈良俣・八ッ場・下久保・草木および渡良瀬貯水池)
*Twitter世界トレンドより
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西野亮廣氏ブログ
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厚生労働省発表
日本のコロナワクチン接種後の状況
2,059人死亡
副反応報告
製造販売業者からの副反応疑い報告
2021,02,17~2023,03,12
重篤 26,363人
厚生労働省人口動態統計
死亡数増減
2016年死亡1,312,019人 前年比 17,188人増
2017年死亡1,352,198人 前年比 33,186人増
2018年死亡1,374,765人 前年比 22,567人増
2019年死亡1,393,917人 前年比 19,152人増
2020年死亡1,384,544人 前年比 9,373人減
2021年死亡1,452,289人 前年比 67,745人増
2022年死亡1,582,033人 前年比 129,744人増
2023年死亡 438,983人 前年比 16,946人増
ワクチンロット番号別死亡者数
(厚生科学審議会接種後被害報告事例より)