第6370号 小型排ガス処理装置（触媒型）

ガスの知恵袋 　2022年04月12日

排ガスの処理装置はさまざまな除害方法があります。

・燃焼法
・洗浄法
・吸着法
・オゾン酸化法
・生物脱臭法
・プラズマ脱臭法
・光触媒法

etc

運転が容易で有機系物質を安定して分解できるのが燃焼法です。

一般的な燃焼法では、処理ガスを750～800℃の高温に加熱して
一定以上の滞留時間を保持することによって酸化分解反応を起
こして処理ガスを分解する直接燃焼式として装置化されています。

触媒を燃焼時に使用する触媒燃焼法は、直接燃焼の半分以下の
約300℃のガス温度で数秒程度触媒と接触させるだけで、直接燃
焼と同様の酸化分解を行うことができます。触媒燃焼方式は直
接燃焼式と比べて分解速度が速く低温で反応が起こるので、装
置の小型化と運転コストの低減が可能です。白金の触媒作用に
より燃料のベンジンを低温度で酸化分解させ、その際発生する
分解熱を暖房に利用したものもあります。最近では、自動車の
マフラーに触媒を利用した酸化装置を取り付け、排気ガスを浄
化しています。

低い温度で炭化水素を主成分とする臭気や有害ガスを水蒸気と
二酸化炭素に分解することができます。

適用例
・プラスチック加工工程から発生する臭気、VOCの除去
・下水汚泥臭気の除去
・半導体製造工程から発生する一酸化炭素(CO)の除去

高圧ガス、低温機器、真空機器
川口液化ケミカル株式会社
TEL 048-282-3665
FAX 048-281-3987
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