第5687号　高圧ガスの長期停滞容器

ガス法規 　2020年05月29日

高圧ガス容器の商習慣で、容器の停滞容器による事故を未然に防ぐことと
１本４～５万円する容器が、１年も２年も、未使用のまま保管されている
と容器の管理もさることながら、ガス商売が成り立たないことなどから長
期停滞費用のご請求が発生する商習慣の改善が進んでおります。

先ずは、高圧ガスの停滞によるガス事故に繋がる保管場所によって外面腐
食によって自然に破裂する事故の増加傾向に歯止めがかかっておりません。

人知れず、ボンベ置き場で破裂するだけでなく、最近では人身事故や火災
の被害を出す事故が目立ってきました。ボンベの長期停滞で、ある程度腐
食が進んだ状態は、腐食が、全体もしくは部分的に破裂する可能性のある
危険な状態と考えられ、ボンベの所有者または占有者には放出などの法的
義務（高圧ガス保安法第三十六条）が科せられます。

ただし・・・

中身がどんなガスであっても勝手に放出してはいけません。

腐食の進んだボンベは、腐食の程度により、取り扱い、ボンベの積み下ろし
の際に衝撃を与えるなどしただけで、錆びたボンベの壁面が崩れたりすると
非常に危険です。

長期停滞容器の処分など、高圧ガス販売店もしくはガス供給業者にご相談
ください。

尚、高圧ガス保安法第三十六条に違反した場合には、最高責任者と企業との
両方に三十万円づつの罰金が科せられる定めがあり、事故の場合は法令違反
となります。

高圧ガス、低温機器、真空機器
川口液化ケミカル株式会社
TEL 048-282-3665
FAX 048-281-3987
E-mail : info★klchem.co.jp
※★を@に代えてお知らせください

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