安全弁に関連する用語の説明
高圧ガスの配管やガス設備容器内の圧力、液化ガスの気化圧上昇分を
調整する機能を果たすのが、安全弁（SAFETY VALVES）です。
日本国内で仕様するには高圧ガス保安法の定義にかかるものは認定品を
仕様する必要があり、特殊品についても随時申請を行い合格したものを
使用する必要があります。
安全弁を構成する部品は・・・
本体、調整リング、弁箱、弁案内、弁体、弁棒、バネ受け、バネ、バネ箱
調整ネジ、止めナット、リフト設定ボルト、止めネジなど
で構成されており、主な材質はSUS304、SUS316、SUS316L、銅合金で
弁体ディスク材料は、金属、CR、PCTFE、NBR、PTFE、FPM、PAIなど
です。
では、安全弁に関する用語の意味をご紹介して参ります。
※実際には高圧ガス保安法の申請時に用いられる用語にもなっているので
専門的な業界独自の名称になっていることもあります。
・常用の圧力
通常の操業または使用の状態においての、圧縮ガスまたは液化ガスが
なりうる最高の圧力のことで、高圧ガス保安法に基づく許可申請での
基本となる圧力のことです。
・設定圧力
安全弁の定格として設計上定めた吹き始め圧力のことで、銘板などに
表示する圧力のことです。
・吹き始め圧力
実際に安全弁が作動して吹き始めるときの圧力のことで、出口側の微量
なガスの流出が検知されるときの入口側の圧力のことです。この場合の
流出とは弁座からの漏洩とは区別されてります。
・吹き出し圧力
安全弁がポッピングするときの入口側の圧力のことです。
・吹き出し量決定圧力
安全弁の定格吹き出し量を継続して吹き出でくるときの入口側の圧力で
安全弁の吹き出し量決定圧力は圧縮ガスの場合には許容圧力の1.1倍以下
で、液化ガスの場合には 1.2倍以下の圧力のことになります。
・吹き止まり圧力
安全弁が系さして流体の流れが実質的に止まり、リフトがゼロになった
ときの入口側圧力のことです。
・規定吹き出し量（公称吹き出し量）
個々の型式の安全弁で保証している吹き出し量（定格吹き出し量）のことです。
・吹き出し係数（公称吹き出し量）
理論吹き出し量と実吹き出し量と比較した平均値（JIS B8225）のことです。
・吹き出し面積
安全弁を通過する流量を決定する面積で、規定（公称）吹き出し量の計算
に用いられる面積のことです。
・背圧
既存背圧とは、安全弁が吹き出す前に既に排気側に存在する圧力のことです。
累積背圧とは、安全弁が吹き出したとき排気側の抵抗により生ずる圧力のこ
とです。
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問いかけながら働きたい５つの質問
誇れる仕事をしているかどうかの
５つの質問
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（小田真嘉氏成長のヒントブログより）
by との