臨界温度と圧力
液体の表面から分子が飛び出して蒸気になる現象を「蒸発」といい、この蒸気の圧力が
「蒸気圧」になります。
密閉した容器の中で更に温度を上げていくと分子はますます盛んに液体の中から飛び出
そうとし、また、圧力も高まっていきます。圧力が低い状態では気体の分子同士は離れて
いるので分子間力は働きません。しかし、温度と圧力が高くなると気体中の分子の数が多
くなり、分子間の距離が短くなり、気体の分子の間にも分子間力が働きます。その反面、温
度が高くなると液体の分子は熱エネルギーで激しく振動し、液体の密度が小さくなり、液体
中の分子の分子間力は温度とともに小さくなります。
高温になると密度も分子間力も、気体と液体の差が小さくなり、液体からは分子が纏まって
飛び出すような現象が現れ、ここまでくると液体と気体の界面が判別できなくなり、遂に、液
相と気相の密度が等しくなったところで臨界点となり界面が消え気体と液体の区別がつか
なくなるのです。
このときの温度と圧力を、それぞれ「臨界温度」、「臨界圧力」といいます。
臨界温度を超える温度では、分子の熱運動エネルギーが常に分子間力による凝集エネル
ギーにうち勝つため気体をいくら圧縮しても液化することができません。ボンベの中の窒素
や酸素を室温で圧縮したとしても液体窒素や液体酸素が出来ないのは室温状態での窒素
や酸素の臨界温度を遥かに超えているためです。臨界温度を超える圧力で液体を加熱す
ると液体から気体が蒸発することなく連続的に状態変化します。もはや臨界温度と臨界圧
力を超えた超臨界状態にあると気体とも液体ともつかない状態となり、これが超臨界流体
となります。
臨界流体は液体と同じ密度をもつため分子間力が大きく、固体や液体を溶解できます。
また、気体のように温度や圧力を変化させると密度が連続的に変化しますので、分子間力
も連続的に変化するので、溶媒としての溶解力も連続的に変わります。更に、超臨界状態
では分子の熱振動が激しいため超臨界流体が固体や液体の中へ浸透する力は液体状態
の溶媒よりも大きくなります。
超臨界抽出に係る高圧ガス供給設備、特定高圧ガス設備など
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今日の埼玉県川口市のお天気は?
2013年6月11日 火曜日
暑さ指数 20.2℃(ほぼ安全)PM1:00 ※環境省HP
※関西電力は国内で唯一稼働中の大飯原子力発電所3、4号機(福井県)が新規制基準を満たすか
を審議する原子力規制委員会の会合で、同原発周辺の3本の活断層が連動する地震が発生した場
合でも、重要機器の耐震安全性に「問題はない」と報告しました。
規制委から不備を指摘されていた「緊急時対策所」についても、修正案を提示し規制委は関電側の
報告を大筋で了承し、15日に現地調査し、関電が新たに整備した機器を中心に報告内容を確認する
ことを決め、これまで関電と規制委の見解が割れていた二つの懸案で、関電側が規制委の主張に歩
み寄った結果、大飯原発は新規制基準が適用される今夏以降の稼働継続に向け、一歩前進です。
天気 曇りのち雨
ボンベ庫の温度 朝23℃、昼24℃
本日の電力最大消費率は?
東電87%、北陸電90%、中部電90%、関西電83%、中国電83%、四国電93%、九州電88%
北海道電85%、東北電86%
です。
変化の波に上手になるための5つの行動
予期せぬ変化が多い今
よく考えてから動く「熟考実行」ではなく
とにかく走りながら考えていく「高速試行錯誤」でいくことが大事
考えている間に状況は
どんどん変わっていく
1.まず、今すぐにできそうなことをやってみる
2.やってみて良いところは、さらに良くなるように改善する
3.都合の悪いところは無くなるか、マシになるように改善する
4.もし、失敗しても気にしない
5・迷ったら原点を思い出し、1に戻る
(小田真嘉氏成長のヒントブログより)
by との