液化ガス用真空断熱容器の危険性
液体窒素、液体酸素、液体アルゴン、液体ヘリウムなど超低温液化ガスを真空断熱容器に
保存して運搬し、工場や建物のガスヤードなどに保管をして、使用時に液化ガスを気化させ
ガス体で使用しているのは、一般的な液化ガスの使用形態です。
可搬型超低温液化ガス容器(通称:LGC or ELF )や実験用途の場合には製作品の真空二
重構造液化窒素槽など多く利用されています。
しかし・・・
これら真空二重槽容器に万が一のことがあると、爆発事故や、火災になることがあります。
例えば・・・
平成16年1月京都の病院で酸素ガスを使用するための運搬容器から出火し、病院倉庫、道
路対面の民家が火災になり10名の負傷者が出る事故がありました。
この事故で発火原因となったのが真空二重構造のLGC容器からでした。
該当する容器は液化酸素が充填されていましたが、何らかの原因により真空二重槽の真空
が破壊され酸素ガスが充満し、着火、容器爆発、建屋への延焼となりました。LGC容器は内
槽および外槽の二重構造になっており、容器上部で内槽および外槽が連結されています。
この連結部から容器内部の液化酸素または酸素ガスが漏れたことで真空断熱が破壊され
一気に酸素ガスに膨張し、支燃性ガスである酸素が燃える原因となったと考えられています。
中身が酸素のため燃えない窒素やアルゴンであれば同様の事故はなかったかかもしれません。
しかし・・・
不活性ガスの窒素やアルゴン、ヘリウムであっても、溶接部や何らかの衝撃などにより容器や
液体窒素槽の内槽が割れ真空槽に液体窒素が流れ込んだとすると、そこで液化ガスがガス化
して600~700倍に容量が膨張し、傍目には爆発と見える現象が起こり得るのです。
当然、安全弁や真空排気口がOリングシールされていれば容器外部に逃げ道がありますので
爆発事故は避けられるかも知れませんが、逃げ道のない構造の容器等の場合には爆発事故
を想定しておかなければならない設備もあり得ます。
新規での液化ガス設備、真空断熱槽の製作、液化窒素の貯留槽などをご検討される場合には
十分ご注意下さい。
液化窒素のご注文、液化窒素専用容器のレンタルまたは購入、液体窒素に関する機器、装置
など、川口液化ケミカル株式会社までご相談下さい。
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ありがとうございます
今日の埼玉県川口市のお天気は?
2013年4月3日 水曜日
花粉指数 10個未満 少ない
※選抜高校野球で我らが埼玉、浦和学院が優勝しました!!!
18安打17得点で済美(愛媛)の怪腕、安楽智大投手を攻略し、春の頂点に立ちました。
森士監督 「本当にうれしいのひと言です。選手がよくやってくれました。」
野球は盛んですが優勝の少ない埼玉県に最高の朗報となりましたね!
序にサッカーもがんばってもらいたいですね!
天気 あめ
ボンベ庫の温度 朝12℃、昼10℃、夜13℃
本日の電力最大消費率は?
東電93%,北陸電89%,中部電93%,関西電83%,中国電84%,四国電82%,九州電82%
北海道電84%,東北電88%
です。
徹底的に、貫いて、こだわって、やってみる
その人の未来は
過去の実績や現在の能力ではなく
今、どれだけの熱意で取り組んでいるかを見ればわかる
熱意は
他から(誰から)与えられるものではなく
自分で自分を盛り上げることから生まれる
その人が発する熱意に
周りは
感化され
魅了され
協力してくれる
だから
未来が変わる
(小田真嘉氏成長のヒントブログより)
by との