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公害防止管理者等国家試験に掛かる大気有害物質

 昭和46年から年に1回のペースで実施されいてる公害防止管理者試験では
有害物質、特定物質などの物性なども出題されております。

それでは大気有害物質特論にされる「特定物質」に該当されている物質に関する
性状をあわせてご紹介致します。

・アンモニア
  沸点-33.4℃の強い刺激臭を持った気体で、上部呼吸気道に対する刺激が強く
 また、目粘膜を刺激します。空気中では燃え難く、爆発性の混合気をつくりま
 す。水に対し溶解度が大きく、水溶液はアルカリ性を示します。
  NH3 + H2O ⇄ NH4OH ⇄ NH4+ + OH-

・フッ化水素
  沸点19.4℃で耐圧容器に詰めて液体として扱われます。フッ化水素は人体に
 吸収され易く、皮膚を冒し、目や鼻の粘膜に触れると激痛を伴い薬傷を生じま
 す。不燃性で爆発性もありませんが金属と反応し水素を発生し、溶解に際して
 大きな発熱を伴います。フッ化水素が漏洩したときには炭酸ナトリウムや炭酸
 カルシウム等で中和し、水洗します。

・シアン化水素
  沸点26℃の無色透明な揮発性液体で、爆発性混合気をつくります。水に対し
 溶解度は無限大で、水溶液は弱酸性を呈します。漏洩は水洗することも可能で
 すが排水の処理には十分な注意が必要です。硫酸鉄の水酸化ナトリウム溶液と
 反応させると、比較的無害なヘキサシアノ鉄酸ナトリウムになります。
  FeSO4 + 6NaOH + 6HCN → Na4[Fe(CN)6] + Na2SO4 + 6H20

・一酸化炭素
  無味、、無臭、無色の気体です。炭素や炭素含有物質の不完全燃焼によって
 生じます。空気との混合物は極めて爆発性が高く、爆発限界は特定物質の中で
 はホルムアルデヒドに次いで広いのですが、水に対する溶解度は極めて小さい
 です。

・ホルムアルデヒド
  沸点-21.2℃の刺激臭を持った気体です。反応性に富み、また重合し易く、
 密度は1.34 kg/m3N です。空気との混合物は極めて爆発性が高く、特定物質の
 中で最も爆発限界が広いです。ホルムアルデヒドは、水に溶解してホルマリン
 として用いられます。ホルマリンは 37wt% のホルムアルデヒドと 0〜15wt%
 のメタノールを含みます。

・メタノール
  無色透明な揮発性液体で引火性があります。爆発性の混合気を生じ、水と
 任意の割合で溶解します。

・硫化水素
  腐卵臭を持った気体で、燃焼すると二酸化硫黄を生じます。
   2H2S + 3O2 → 2SO2 + 2H2O
  空気と爆発性の混合気をつくり、水溶液は弱い二塩基酸で、アルカリと
 反応して硫化物を生成します。また、硫化水素は種々の金属酸化物と反応し
 ます。

・ホスフィン
  猛毒の気体で、爆発性の混合気をつくります。完全燃焼すると五酸化燐と
 水を生成します。
  2PH3 + 4O2 → P2O5 + 3H2O
 水に対する溶解度は小さいです。

・塩化水素
  激しい刺激臭を持った気体です。不燃性で爆発性もありませんが水分が
 存在すると金属と反応し水素を発生し、水素と空気が混合して爆発を起こ
 すこともあります。水に対する溶解度は大きく、溶解度も大きいです。塩
 化水素、塩酸が漏洩したときには水洗し、炭酸ナトリウム、炭酸カルシウ
 ムなどで中和します。

・二酸化窒素
  二酸化窒素は、低い温度で重合し四酸化二窒素になります。沸点21.3℃で
 液状でほとんど全て四酸化二窒素です。四酸化二窒素は赤褐色を呈します。
 不燃性で爆発性もありませんが、他の物質に対する酸化性は強いものです。
 水と反応すると硝酸と亜硝酸を生じますが、硝酸濃度が高くなると一酸化
 窒素を生成します。
  2NO2 + H2O → HNO3 + HNO2
  3NO2 + H2O → 2HNO3 + NO

・アクリルアルデヒド(アクロレイン)
  揮発性で無色の液体で、光と空気によって急速に重合します。引火性で
 蒸気は爆発性の混合気をつくります。

・二酸化硫黄
  常温においては刺激臭を持った気体で、不燃性で爆発性もありません。
 水溶液中では弱い酸性を呈します。
  SO2 + H2O ⇄ H2SO3 ⇄ H+ + HSO3- ⇄ 2H+ + SO3 2-

・塩素
  黄緑色の刺激臭を持った気体で、不燃性で爆発性もありませんが化学的に
 極めて活性で水素との混合気は水素濃度 5.5〜89% で爆発的に反応します。
 水に対する溶解度は大きくありません。塩素は水と反応して次亜塩素酸と
 水素イオンや塩化物イオンを生じます。
  Cl2 + H2O ⇄ HClO + H+ + Cl-
 液体塩素の容器からの漏洩は、その漏洩箇所の腐食を促進させ塩素の気化を
 早めるので注水していけません。水酸化カルシウムを散布して吸収させます。

・二硫化炭素
  無色から淡黄色の揮発性液体です。引火点は-30℃と低く、蒸気は爆発性
 の混合気を生じ、発火点が100℃と低いため注意が必要です。燃焼によって
 は二酸化炭素と二酸化硫黄を生成し、また150℃以上の高温では水と反応し
 て硫化水素を生成します。水に対する溶解度は小さいものです。
  CS2 + 3O2 → CO2 + 2SO2
  CS2 + 2H2O → CO2 + 2H2S

・ベンゼン
  融点5.5℃、沸点80.1℃の常温では芳香をもった揮発性液体で、蒸気は爆
 発性の混合気をつくります。水溶液は弱いアルカリ性を呈します。

・ピリジン
  沸点115.3℃の液体で、蒸気は爆発性混合気をつくります。水と任意の割合
 で溶解しあって、水溶液は弱いアルカリ性を呈します。

・フェノール
  白色ないしは淡紅色の結晶で、大気中から水分を吸収し液状になります。
 引火点は79.4℃と高く、発火点は715℃ですが爆発限界は報告されていません。
 水とは65.3℃以上では任意の割合で溶解し、水溶液は弱い酸性で、水酸化ナト
 リウムで中和されるが炭酸アトリウムとは反応しません。

・硫酸
  無色の液体で濃度が高くなると密度や粘度が増加します。発煙硫酸は遊離の
 SO3を 22% 以上含み、空気中で白煙を発します。硫酸は引火性、爆発性はあり
 ませんが金属と反応し水素を発生します。硫酸を水で希釈するときには多量の
 熱を発し、水溶液は強い二塩基酸です。

・フッ化硅素
  四フッ化硅素は、刺激性臭気を持った気体でリン酸製造工程の副生成物です。

・塩化カルボニル(ホスゲン)
  沸点8.2℃で常温では気体です。引火性、爆発性はありません。水と反応して
 二酸化炭素と塩酸を生じます。塩化カルボニルの漏洩箇所にアンモニア水を湿し
 た紙を近づけると塩化アンモニウムの白煙を生じ、水酸化ナトリウム水溶液には
 極めて速やかに吸収されます。
  COCl2 + H2O → CO2 + 2HCl
  COCl3 + 4NH4OH → (NH4)2CO3 + 2NH4Cl + 2H2O
  COCl2 + 4NaOH → Na2Co3 + 2NaCl + 2H2O

・二酸化セレン
  白色針状結晶で、潮解性があります。セレンは硫黄と同じ16族の元素であるため
 二酸化セレンも水と反応して亜セレン酸を生じます。亜セレン酸の溶解度は大きく
 水溶液は弱い酸性を示し、酸化性、還元性の2つの性質を有します。
  SeO2 + H2O → H2SeO3

・クロロ硫酸(クロロスルホン酸)
  無色から淡黄色の液体で、化学的活性が極めて大きく、空気中の水と反応して
 塩酸と硫酸に分解してヒュームをつくります。クロロ硫酸自体は不燃性で爆発性
 もありませんがほとんどの金属と反応して水素を生じ、また、可燃性物質と接触
 すると発熱して発火することがあります。水に対する溶解度は18℃において169
 kJ/mol と極めて大きいものです。特別の場合以外は漏洩したクロロ硫酸に注水す
 るのは適当ではありません。
  HSO3Cl + H2O → H2SO4 + HCl

・黄リン
  黄色気体で発火点は34℃と極めて低く、大気中で酸化され白煙を生じ、温度が
 上昇して発火点に達すると激しく燃焼して五塩化リンを生成します。爆発性はなく
 水に対する溶解度は極めて小さく難溶です。燃焼生成物の五塩化リンは、水と反応
 してメタ燐酸となって溶解し、水溶液を長く放置するとオルト燐酸を生じます。
  
・三塩化リン
  無色透明の液体で、湿った空気中では発煙し、ホスホン酸と塩化水素を生成します。

・臭素
  赤褐色の重い液体で、化学的活性は塩素よりも弱く、燃焼性はありませんが気化
 した状態において水素や多くの有機化合物、その他金属と反応して引火することが
 あります。

・ニッケルカルボニル
  無色の揮発性液体で蒸気の空気に対する比重は 5.92 で極めて重く蒸発性混合気
 をつくります。ニッケルカルボニルはニッケルと一酸化炭素に分解して60℃以上で
 分解速度が速くなります。水に対する溶解度は小さいです。

・五塩化リン
  白色から淡緑色の結晶性固体です。160℃で昇華し、このときの一部が三塩化
 リンと塩素に分解します。湿気に対して鋭敏で少量の水分と反応すると塩化ホス
 ホリルと塩化水素に分解し、更に多量の水と反応すると燐酸と塩酸を生じます。

・エタンチオール(エチルメルカプタン)
  揮発性液体で、蒸発は爆発性混合気をつくります。水に対する溶解度は小さく
 オチオールとは R-SH で表される構造を持つ有機物でメルカプタンとも呼ばれて
 います。

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今日の埼玉県さいたま市のお天気は?
 2013年3月31日 日曜日
 花粉指数 30個未満 やや多い
 ※第85回選抜高校野球大会で準々決勝2試合を行い、浦和学院(埼玉)が勝って
 準決勝に進出しました。2年生エース小島が七回まで1安打無失点の力投で北照
 (北海道)打線を抑えると、終盤に大量点を加えて10―0で大勝し、初出場した
 第64回大会以来21年ぶりの4強進出を果たしました。埼玉勢では第80回大会準
 優勝の聖望学園以来5年ぶりです。

 天気 くもりのち雨
 気温 8℃(PM10:00)
 本日の電力債大消費率は?
 東電90%,北陸電ND,中部電89%,関西電75%,中国電ND,四国電ND,九州電89%
 北海道電77%,東北電84%

です。

お食事「ゆにわ」ちこ店長メルマガより

今日からの七十二候は雷乃声発(かみなりすなわちこえをはっす)。

春の気がますます盛んとなり遠雷の音が鳴る時節になりました。

雷は四季を通じて発生する自然現象ですが、

立春を過ぎてから起きる雷を「春雷」(しゅんらい)と呼びます。

ゴロゴロとひと鳴り、ふた鳴りほどでやむのがこのころの雷です。

また、冬籠り(ふゆごもり)の虫を起こす、

「虫だしの雷」(むしだしのかみなり)とも言われています。

夏の雷のような激しさや怖さは無く、どこか優しい。

そんな春の訪れを告げる雷は、恵みの雨を呼ぶ兆しとして喜ばれたそうです。

そんな中、ゆにわでは可愛らしいふきのとうが顔をせ始めました。

雪解けの土の中から顔を覗かせるふきのとうは春一番の山菜です。

ふきのとうは旬の食材として料亭などでも珍重され、

汁の実、おひたし、田楽、ふきのとう味噌などに調理されますが

ゆにわでは、天ぷらにして頂きます。

揚げたてのサクサクッとしたふきのとうに

天然塩を、少し。

新鮮なふきのとうがもつ、特の香りや苦みを

存分に味わえます。

そのほろ苦さがたまらなく、おいしい。

先日のディナーでもお出しさせていただきました。

まさに春を感じる料理です。

 by との

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