アセチレン容器の中の充填剤
アセチレンガスは、単体の場合その活性の高さから加圧した状態の
ボンベに安置させておくことは出来ず危険なため多孔質物に染み込ま
せる特殊な充填方式をとっています。
アセチレン容器内に使用する「多孔質物」についての高圧ガス保安法
例示基準の規則関係条項第6条第2項第3号イ、第12条第2項第2号、第
13条第3号を見てみましょう!
アセトン又はジメチルホルムアミドを浸潤させた多孔質物は次の各号
に掲げる基準によるものとなります。
1、アセトン及びジメチルホルムアミドの品質と充填量について
1.1多孔質物に浸潤させるジメチルホルムアミドの品質は日本工業規格
K1503(1952)アセトンによる種類1号とします。
1.2多孔質物に浸潤させるジメチルホルムアミドの品質は日本工業規格
K8500(1961)N,N-ジメチルホルムアミド(試薬)による特級とします。
1.3容器内容積に対するアセトンの最大充填比重は、容器内容積及び
多孔質物の多孔度に応じ、次に掲げる値とします。
内容積10L以下の容器の場合
多孔質の多孔度 容器内容積に対するアセトンの最大充填比率15℃
90%以上〜92%以下 41.5%
83%以上〜90%未満 38.3%
80%以上〜83%未満 36.9%
75%以上〜80%未満 34.6%
70%以上〜75%未満 32.3%
内容積10Lを超える容器の場合
多孔質の多孔度 容器内容積に対するアセトンの最大充填比率15℃
90%以上〜92%以下 43.1%
83%以上〜90%未満 41.7%
80%以上〜83%未満 39.7%
75%以上〜80%未満 36.0%
70%以上〜75%未満 33.6%
1.4容器内容積に対するジメチルホルムアミドの最大充填比重は、容器内容積及び
多孔質物の多孔度に応じ、次に掲げる値とします。
内容積10L以下の容器の場合
多孔質の多孔度 容器内容積に対するアセトンの最大充填比率15℃
90%以上〜92%以下 43.2%
83%以上〜90%未満 40.8%
80%以上〜83%未満 38.5%
75%以上〜80%未満 36.1%
70%以上〜75%未満 33.6%
内容積10Lを超える容器の場合
多孔質の多孔度 容器内容積に対するアセトンの最大充填比率15℃
90%以上〜92%以下 43.4%
83%以上〜90%未満 42.5%
80%以上〜83%未満 40.1%
75%以上〜80%未満 37.1%
70%以上〜75%未満 35.1%
1.5多孔質物の多孔度は、多孔質物を容器に充填した状態で、アセトン、ジメ
チルホルムアミド又は水の吸収量をもって測定する。
2、多孔質物について
2.1アセチレンを充填する容器は、弁直下のガス取入れ、取出し部を除き
多孔質物の隙間無く満たしたものであって、かつ、次の多孔質物性能
試験に合格するものでなければならない。ただし、多孔質物が固形であ
る場合は、アセトン又はジメチルホルムアミドを充填した後、容器壁に
沿って容器の直径の 1/200 または 3mm を超えない隙間ができることは
差し支えありません。
2.2多孔質物は、アセトン、ジメチルホルムアミド又はアセチレンにより
侵される成分を含有しないものであること。
2.3多孔質物性能試験
多孔質物性能試験は、高圧ガス保安協会が多孔質物を内蔵する容器の
種類、多孔質物に浸漬させる溶剤の種類及び多孔質物の種類からなる
多孔質物の型式ごとに、同協会の「アセチレン容器多孔質物性能試験
規程」に基づき次の試験について行い全ての試験に合格したとき当該
型式の多孔質物を合格とします。
・圧縮強度試験
・多孔質試験
・振動試験
・周囲加熱試験
・逆火試験
・衝撃試験
以上要項をクリアーしたものしかアセチレン容器内に使用することは出来ないのです。
アセチレンガスのご用命、アセチレンガス逆火防止器、アセチレンガス配管工事など
川口液化ケミカル株式会社までご相談ください。
TEL 048-282-3665
FAX 048-281-3987
E-mail : info★klchem.co.jp
※★を@に変えてお知らせください。
ありがとうございます
今日の埼玉県川口市のお天気は?
2012年10月25日 木曜日
※東京都の石原慎太郎知事(80歳)が都庁で緊急記者会見を開き、都知事を辞職
すると表明し、近く新党を結成した上、新党代表として次期衆院選で比例区から立
候補する意向も示しています。
天気 はれ
ボンベ庫の温度 昼17℃、夜17℃
本日の電力消費率は?
東電81%,北陸電75%,中部電82%,関西電75%,中国電81%,四国電82%,九州電83%
です。
今の自分には、何ができるのか?
必死に見つけてみる
いろいろな事が頭をよぎっても
余計なことを考えずに
見つけたやれることをやっていく
すると、やがて
見えなかったものが
見えてくる
(小田真嘉氏成長のヒントブログより)
by との