液化窒素、液化酸素、液化アルゴン、液化炭酸容器
液化ガスの容器は常温以下の極低温液化ガスを内槽及び外槽の間を真空断熱
して熱伝導のないよう保存できる液化ガス専用容器で運搬します。
※液化ガスはLN2 , LO2 , LAr , LCO2に限ります。
液化窒素用可搬式超低温液化ガス容器
外から見るとただドラム缶が大きくなっただけのように見えますが、内部の圧力
を制御したり、液体、気体がそれぞれ効率よく外部に排出できるような特殊容器
になっています。
液化ガス容器断面 フロー図
フロー図を見ていただけると、分かりやすいかと思います。
ガスの取り出しに使用するのは上記①液充填・取出しバルブになります。
②の上部充填弁を開いてもガスが出てきますが、このバルブでガスを使用すると
内圧が下がって出てこなくなる可能性があります。また、液化炭酸ガスの場合には
あまり圧を下げ過ぎるとドライアイスになってしまいますので注意が必要です。
ガスの利用が休日の後や、夏場のカンカン照りにさらされたりした場合には内圧が
かなり上昇しますので③のガス放出弁で強制的に容器内の必要以上に上がってしまっ
た圧力を下げる必要があります。逆に、使用量が多かったり、瞬間的な使用流量が
大量だったりすると容器内の圧力が下がってしまいます。そうした場合には、④の
加圧弁を開けると、加圧コイルに液体のガスが流れることで気化されて容器内に戻
されますので圧力が上がります。ただし、注意していただきたいのはこの加圧弁を
開けたままにした状態で、ガスの使用を止めたり、使用流量を急激に少なくしたり
すると容器内の圧力が常に上昇してしまい圧力が高い状態が続いてしまいますので
危険です。致し返しの状態になりがちですが、このバルブの管理はこまめにチック
することが大切です。
あとの機器は特に手で操作するものはありません。
容器の中の圧力を指し示す⑤圧力計、容器内の残量を表示する⑥液面計などは、数値
を確認し必要に応じて各種バルブを制御することになります。このとき液面計につい
ては、フロート式と呼ばれる浮子の原理で表示していますが、稀に液面を正確に表示
していたいときがあります。少々あらっぽいのですが、容器を斜めに傾いで、正規の
位置に戻して揺らしてあげると、引っかかっていた場合など液面のシグナル位置が、
かなり下まで下がってしまうことがあります。これは構造上どうしても起こり得る症
状ですので、女性などが液面管理するためには、全く別の機器(ロードセル:重量計)
で残量を管理することをお薦めいたします。
上部(天井面)から見た液化容器のバルブ配列
⑦の内槽安全弁や⑧の内槽破裂安全板が作動していると、大きな音が鳴り響き、また
液化ガスの低温で白く霜付きがおこります。これは内部のガスを外部に放出するため
に動作している状態です。内槽安全弁が年中作動しているような場合には、容器用内圧
を安定した状態に下げるためのリリーフ弁(節約弁)などを使用して内槽安全弁が作動
しないようにすることができます。⑧の内槽破裂安全板が作動すると薄い板が破けた状
態になりますので中のガスが無くなるまで出続けますので、その場はそのまま放ってお
くしかありません。
⑨、⑩は圧力調整弁です。容器の内圧を適正に保つための圧力調整機構です。三角型の
おにぎりの様な形をしていますが、頂点の先にボルトがねじ込まれているように見えま
す。このボルトを押し込んだり、押し戻したりすることで圧力調整ができます。ただし
ガスを使用するお客様には直接関係のない部分ですので、みだりに調整したりしないよ
うお願い致します。
⑪、⑫の安全弁板、真空排気口は通常触ってはいけないものです。内槽・外槽の間を
真空に排気したり、万が一破裂に近い異常昇圧したときに破裂する口ですのでそおっと
しておいてください。
以上です。
超低温ガスのご用命、超低温ガスの供給設備、超低温ガス配管工事まで
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ありがとうございます
今日の埼玉県川口市のお天気は?
2012年3月26日 月曜日
※ 新潟県の柏崎刈羽原子力発電所6号機の稼動を明け方から完全中断したことで
日本の原子力発電所54基のうち53基の稼動が中断されました。
GWには残る1基も定修に入り、54基の原発がすべて稼動を止める初めての事態を
迎えることになります。
天気 はれ
ボンベ庫の温度 朝7℃、夜9℃
です。
苦しいとき、限界のときに
「助けてー」
と素直に言えるかどうか
それが大きな分かれ目になる
周りに迷惑がかかるから
自分の力だけでなんとかしよう
なんて、思って遠慮していたら
事態はますます悪化し
周りに被害が出始める
人は助けられて育ち
支えられて道を進んでいくもの
そのためには
自分の無力さ、無知さを知ること
普段から快く力を借りられる関係を築いておくこと
周りが困っていたら、惜しみなく力を貸すこと
(小田真嘉氏成長のヒントブログより)
by との