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社団法人 日本溶接協会 評価試験他

 金属と金属を繋ぎ合わせる方法は、溶接が一般的です。この溶接だけは
実際の作業者により良否の分かれる職人技です。

しかし、その職人技を評価試験により一定の基準を設けたものが、(社)
日本溶接協会による溶接技能者評価試験です。

実施種目は・・・

JIS Z 3801 手アーク溶接
JIS Z 3841 半自動溶接
JIS Z 3821 ステンレス鋼溶接
JIS Z 3891 銀ろう付け
JIS Z 3805 チタン溶接
JIS Z 3831 プラスチック溶接
JIS Z 3851 マルチソルダリング(手はんだ付け)
WES 8102 JPI・日本石油学会
WES 8105 PC工法プレハブ建築
WES 8106 基礎杭溶接

などなどです。

受験した人から見せていただいた受験会場での心得なる注意書きを見ながら
溶接試験会場の臨場感を感じてみてください。

この心得は1、アーク溶接 2、半自動溶接 3、ステンレス鋼溶接
4、JPI(石油学会)などの評価試験を正しく受けてもらうためのものです。
ここに記した技術的事項に違反すると失格になることがありますので注意して
下さい。

注意事項
1、受験票の住所、氏名、フリガナ、生年月日、勤務先、受験種目、溶接棒
 ワイヤ、シールドガスが間違っていたら申し出てください。受験票どおり
 証明書が発行されます。なお、受験票に記載されている受験種目はすべて
 受験してください。
2、試験中は評価員の指示に従わなくてはいけません。不明点、問題点がある
 場合は、評価員に申し出てください。
3、溶接機などに不調を感じた場合はその時点で申し出て下さい。
4、途中棄権の場合、評価員に申し出て必ず試験材を提出して下さい。
5、受験者は実技試験に適した服装をし、試験中は安全作業をして、事故を起
 こさないようにして下さい。
6、溶接ブースには試験の順番となった受験者のみ入場してください。受験者
 及び付き添いの方は、定められた場所に待機して下さい。みだりに溶接ブー
 スに近づいて、溶接している受験生と接触してはいけません。溶接機持ち込
 みによる屋外作業場においても溶接している受験者に接触してはいけません。
7、作業台や溶接用ジグにアークを出してはいけません。溶接機、シールドガ
 スの状態確認は備付けの電流調整用板を使用してください。
8、溶接完了後は、試験材及び作業台のスパッタやスラグなどを除去し、ブース
 内を掃除の上、次の受験者と交代して下さい。試験材は刻印を受けた後、所定
 の位置において下さい。ゼッケンは、定められた場所に返却してください。
 受験票は持ち帰ってください。
9、溶接が完了し、刻印を受けた試験材には一切触れてはいけません。試験材の
 配列場は立入禁止として管理しています。
10、試験中、試験場内では、携帯電話の電源を切っておいて下さい。

技術的事項
1、試験材料の受け取り
 試験材料を受け取るときには、受験票を提示し、受験材料を確認して受け取っ
 てください。
2、仮付け溶接(タック溶接)
 1)板の仮付け溶接
  a, 裏当て金を用いる場合
   裏面から仮付け溶接をする場合は、試験材料の両端部分で裏当て金を溶接
   しなければいけません。裏面から仮付け溶接をする場合は、制限はありま
   せん。
  b,裏当て金を用いない場合
   薄肉管の場合は、表面または、裏面から仮付け溶接する場合は、試験材料の両端面から15mm
   以内に溶接しなければいけません。なお、薄板の場合は、試験材料の両端面
   から15mm以内の他、裏面の中央部に10mmの範囲で仮付け溶接を行うことが
   できます。
 2)管の仮付け溶接
  a, 裏当て金を用いる場合
   裏面から仮付け溶接をする場合は、各姿勢の始終端部3箇所または、各姿勢の
   終始端部との中間部計6箇所を溶接しなければいけません。裏面から仮付け溶
   接をする場合は、制限はありません。
  b,裏当て金を用いない場合
   表面または、裏面から仮付け溶接する場合は、各姿勢の始終端部2箇所または
   各姿勢の終始端部との中間部計4箇所を溶接しなければいけません。中肉管、
   厚肉管の場合は、各姿勢の始終端部3箇所または、各姿勢の終始端部との中間
   部計6箇所を溶接しなければいけません。
3、仮付け溶接後(タック溶接後)の点検
 仮付け溶接が終わったら、受験票と共に試験材料を評価員に提出提示して下さい。
 この時、評価員が試験材料に1、受験番号 2、溶接姿勢 3、試験材料の一隅に
 刻印(あるいはマーキング)をします。刻印がない試験材料で溶接した場合、失格
 となります。試験材料に記載された受験番号、溶接姿勢を確認して下さい。ただし
 各会場の管理方法により、一部を省略、または、これに準ずる方法を用いることが
 あります。
4、板の溶接
 1)試験材料のセット(図1参照)
 下向(F)および上向(O)の溶接では、試験材料を水平に保持します。立向(V)お
 よび横向(H)の溶接では試験材の刻印を右上にして、試験材料を鉛直に固定します。
 それぞれの位置から傾けてはいけません。また、立向(V)と横向(H)の溶接では、
 試験材料の上下の位置を変えてはいけません。

溶接試験.jpg

 2)板溶接の注意事項
  a,試験材料の溶接は、仮付け溶接以外は表側から溶接します。裏側から溶接しては
   いけません。
  b,試験材料は、一姿勢について一組だけです。他の姿勢の物を流用してはいけません。
  c,裏当て金のない試験材料の溶接では作業台の表面から5mm以上離して溶接しなけ
   ればなりません。
5、固定管の溶接
 1)固定管のセット(図2参照)
  固定管の溶接の場合、水平固定では刻印(マーク)を手前側の真上になるように、
  冶具にセットして溶接しなければなりません。鉛直固定では刻印(マーク)を下側
  にして溶接しなければなりません。刻印(マーク)の上下・前後を変えてはいけません。

溶接試験1.jpg

 2)固定管の溶接(図3参照)
  a,薄肉管の水平固定では、刻印(マーク)を手前側の真上にして、左半分を溶接しな
   ければいけません。鉛直固定では、刻印(マーク)を床面側(下側)にセットして
   残りの半周を溶接しなければいけません。
  b,中肉管、厚肉管の水平固定では、刻印(マーク)を手前の真上にして、管の下側
   2/3 周を溶接しなければなりません。鉛直固定では、刻印(マーク)を床面側(
   下側)にセットして、残り 1/3 周を溶接しなければいけません。
 3)管溶接の注意事項(図3参照)
  固定管の鉛直固定および水平固定の溶接では、境界線からそれぞれ10mmを超えて
  溶接してはいけません。

溶接試験2.jpg

6、組合せ溶接(図4参照)
 組合せ溶接の受験者は、TIG溶接を終えた後に評価員の計測を受けなければいけません。

溶接試験3.jpg

 1)TIG溶接は3パス以内であれば、パス数に制限はありません。
 2)TIG溶接の溶接金属の中央部が、試験材の底面から6mmを超えてはいけません。

7、共通事項
 1)手溶接(被覆アーク溶接)の場合、同じ試験材の溶接では、第一層目の溶接を除い
   ては、同じ銘柄の溶接棒を使わなくてはいけません。棒径が違うものを使用するこ
   とは、差し支えありません。
 2)半自動溶接及びTIG溶接の場合、同じ試験材の溶接では、同じ銘柄のワイヤおよび
   シールドガスを使用しなくてはいけません。
 3)シールドガスのチェックを必ず行ってください。
 4)溶接金属をタガネやグラインダーなどではつり取ったり、ハンマーで叩きつぶして
   はいけません。スパッタ除去でのタガネ使用は可能です。
 5)最終パスのビードは、試験材の端から端まで同じ方向に溶接しなければいけません。
 6)アンダーカット、オーバーラップ、余盛不足などの補修溶接はその部分だけでなく
   受験している試験材と同じ姿勢で試験材の端から端まで同じ方向で溶接しなければ
   いけません。
8、その他
 1)銀ろう付けでは、溶接が完了するまで試験材を冶具から外してはいけません。
 2)チタンの溶接では、溶接完了後は溶接のままの表面状態とし、ワイヤーブラシなど
   の掃除を行ってはいけません。

以上。

JIS 溶接試験のイメージ湧きましたか?

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ありがとうございます

今日の埼玉県川口市のお天気は?
 2012年3月2日 金曜日 ※プロ野球の巨人は球団史上初となるオレンジ一色の新ユニホームを発表しました。
 4月29日の阪神戦(東京ドーム)や、東日本大震災の被災地・福島県で行われる8月30日
の中日戦など、公式戦7試合で着用を予定しているそうです。

 天気 あめ
 ボンベ庫の温度 朝8℃、昼9℃、夜7℃

です。

大学受験塾ミスターステップアップ専任講師村田明彦氏ブログより

壁(かべ)を超えないと成績は上がらない

受験1年間。

志望大学が高ければ高いほど
何度も壁(かべ)が来ると思います。

例えば偏差値の壁(かべ)。

勉強していれば、ある程度スイスイと成績が上がっていく時期があります。

しかし、努力しても、結果がついて来ない時期があります。

それは、あるポイントで壁になっていることが多いのです。

偏差値60の壁。
偏差値65の壁。
偏差値70の壁。

さらに
「ムリだ…」
「できない…」
とおもってしまう意識の壁(かべ)。

「数学ができない」(と思い込んでる)
「英語は苦手だ」(と思い込んでいる)

これらは、すべて自分がつくり出した意識の壁(かべ)です。

その意識の壁(かべ)を持ち続けているかぎり
いくら努力しても成績は上がらないのです。

「多浪すれば、成績が上がるのですか?」
と聞かれることがあります。

物理的な時間で考えれば、
多浪生は時間をかけた分だけ成績が上がりそうな気がします。

しかし、その逆で実際は上がりにくい部分があるのです。

それは、壁(かべ)の乗り越え方がわからないからです。

一度、壁(かべ)を乗り越えた人は、
また次に来る壁(かべ)を乗り越えることができるようになります。

乗り越え方がわかるようになるからです。

壁(かべ)の乗り越え方はいろいろあります。
乗り越えるためにすべきこと。

まずは、正しい勉強法と受験の戦略を知ることです。

「何を?(どんな教材を?)」
「いつまでに?(春、夏、秋、冬いつまでに?)」
「どれぐらい?(何回やればいいのか?)」

これらが明確になっていないと、トンチンカンな勉強をしてしまいます。

それらを知り、実践することが最初の準備です。
(「E判定からの大逆転勉強法」に詳細を書いています。よかったらぜひ読んでみてくださいね。)

 by との

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