高圧ガスの防消火設備
原発の水素爆発のように可燃性ガスの消費現場では火災による火事や爆発の危険性が
つねに存在しています。
そうした高圧ガス消費事業所や製造設備、その他ボンベ1本の可燃性ガスであっても防火
および消火設備を備えておくことが大切です。以下にご紹介するのは主に製造設備等に該
当する防消火設備の基準になります。その他の消費形態であっても参考にしていただけれ
ば幸いです。
高圧ガス保安法
一般高圧ガス保安規則
例示基準 31 「防消火設備」
可燃性ガス及び酸素の製造施設などに設ける防消火設備は、次の各号の基準によるものとする。
1、機能
防消火設備は、可燃性ガス及び酸素の製造施設などの防火及び消火のために使用する設備で
あって、対象設備の規模、態様および周囲の状況等に応じて効果を発揮する適切な能力を保
有するものとし、次の種類をいうものとする。
1.1
防火設備は、水噴霧装置、散水装置及び放水装置(固定式放水銃、移動式放水銃、放水砲
及び消火栓をいう。)をいい、火災の予防及び火災による類焼を防止するためのものとする。
1.2
消火設備は、消火薬剤を放射する設備及び不活性ガスなどによる拡散設備をいい、直接消
火するためのものとする。
2、防火設備の性能
防火設備は、次の規格に適合するものでなければならない。
2.1 水噴霧装置
対象設備に対し固定された噴射ノズル付き配管により水を噴霧する装置をいい、当該対象
設備の表面積 1m3 につき 5L/min 以上の水量を噴霧することができるものであること。ただ
し厚さ 25mm 以上のロックウールで被覆し、さらにその外側を厚さ 0.35mm 以上の日本工業
規格 G3302 (1970) 亜鉛鉄板で被覆した設備にあっては、水量を 1/2 に減ずることができ、
また、地上高 5m を超える設備にあっては、当該設備を 5m 間隔の水平面で切って得られる
表面積が最大となるように切った場合のその表面積を当該設備の表面積とみなすことができ
る。(2.2 「散水設備」において同じ)
2.2 散水装置
対象設備に対し固定され孔あき配管または散水ノズル付き配管により散水する装置をいい
当該対象設備の表面積 1m3 につき 5L/min 以上の水量を散水できるものであること。
2.3 固定式放水銃
対象設備に対して固定して設置されたものであって、放水ノズルの筒先圧力が 0.35MPa
以上であり、かつ、放水能力が 400L/min 以上のものであること。
2.4 移動式放水銃
対象設備に対して搬入してホースにより消火栓に直結するものであって、放水ノズルの筒先
圧力が 0.35MPa 以上であり、かつ、放水能力が 400L/min 以上のものであること。
2.5 放水砲
消防車に搭載したもの、動力車によりけん引するもの又は対象設備に設置して使用できるも
のなどであって、放水能力が 1900L/min 以上のものであること。なお、消防車または適当に
配備された放水塔などであって、放水砲と同等以上の効果があると認められるものについては
放水砲とみなす。
2.6 消火栓
屋外に設置され、かつ、ホース、筒先、ハンドルなどの放水器具を備えたものであって、放
水ノズルの筒先圧力が 0.35MPa 以上で、放水能力が 400L/min 以上のものであること。
以上です。
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今日の埼玉県川口市のお天気は?
2011年11月5日 金曜日
※TBSホールディングスとの間で横浜ベイスターズの株式譲渡に関する契約を締結したことに伴い
「横浜DeNAベイスターズ」が誕生し、NPBへの加盟申請されました。
天気 くもり
ボンベ庫の温度 朝14℃、昼18℃、夜18℃
です。
事実に即せよ。
先入主を排して、虚心坦懐、事実を事実として観よ。
法理は事実の中に含まれている。
オベッカをいうのは、目的があるからである。
人の外面的言動によって軽々しく人を判断してはならぬ。
自分によくしてくれるものにも、腹の底からと外面的からとがある。
心に欲求のない人ほど淡白であって、特別なお世辞をふりまくものではない。
もし、お世辞をいうもののみを信用するならば、心の清い、お世辞を知らぬ人たちは
自然遠ざかってしまうのである。
(生きがいの探求 出口日出麿著より)
by との