TIG溶接のポイント
Q.TIG溶接とは?
A.ティグ溶接(TIG溶接)は、シールドガスとしてAr(アルゴン)やHe
(ヘリウム)などのイナートガス(不活性ガス)を使用し、電極にはタ
ングステン或いはタングステン合金を用いることから、ティグ溶接:TIG
溶接(Tungsten Inert Gas welding)と呼ばれています。
TIG溶接は、ステンレス鋼や炭素鋼、低合金鋼などさまざまな金属の溶接が可能
です。では実際に、TIG溶接にはどのような技量が必要なのでしょうか?
そのポイントを見てみましょう!
TIG溶接は片手で溶接トーチを持ち、もう片方で溶加棒を持って溶接します。
そのため他の溶接方法よりも技術を要します。溶接の基本姿勢は下向き溶接
で、トーチの動かし方と溶加棒の挿入方法をしっかりと練習する必要があり
ます。まず最初はストリンガービードを練習し、次にビード継ぎなどの練習が必要
です。直流電源にはプラス極とマイナス極があり、トーチをどちらに接続するかによっ
て溶接が変わります。一般的にはプラス側をトーチに繋ぎますが、TIG溶接の場合
にはマイナスをトーチ側に接続することで安定し良好な溶け込みを得られます。TIG
溶接に欠かせないのがバックシールドガスです。トーチ部からアルゴンガスなどを流し酸素
・窒素が溶接金属部に入らないようにし、開先の裏側にも溶接ビードを出す場
合には裏側にもアルゴンガスを流しビード表面が参加しないようにします。これが
バックシールドです。TIG溶接はトーチに装着したタングステン電極がアークを発生させるため
電極の先端部は形状が劣化します。アークの集中が悪くなりますので小まめに先
端部を鉛筆の先のように削っておく保守管理が大切です。ガスの流量管理も大
事です。一般的にはトーチのアルゴンガス流量は5~12L/minなどと言われております。
この流量は多ければ良いというものではなく、流し過ぎると空気を巻き込み
ビード酸化やブローホールが発生しますので適正流量が肝心です。
ここからは実際のTIG溶接技能編です。溶接方法はトーチの動かし方が大事で
す。溶加棒の溶接部への送り込み方法は溶接自体の良し悪しに直結します。
コツとしては、溶加棒の送り込みは、親指を中心に動かし、先端がぶれない
ように注意することが大切です。トーチ角度は良い溶接には欠かせません。下向
き突き合わせ溶接などでは溶接方向に対し5~15°の角度を保持しないと、ビー
ドがぶれたり、ビードが乱れたり、アンダーカットが発生します。溶加棒の挿入角度
も大事です。どの姿勢であっても角度が小さいと棒が溶けやすく供給もスムーズ
に行うことができます。TIG溶接の溶接条件の中でも注意が必要なのが裏波
溶接です。技量は勿論のこと、正しい溶接条件が設定されているかが大事で
す。兎に角、試行錯誤を繰り返し技量に合った適切な条件というものを見つ
け出すことが大事です。
TIG溶接機、TIG溶接用バックシールガス、開先取り用加工冶具などさまざまです。
ステンレス鋼・炭素鋼の溶接機器、溶接用アルゴンガス、ヘリウムガス、混合ガスなど
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今日の埼玉県川口市のお天気は?
2011年8月17日 水曜日
※ようやく、政府は子ども手当の月額支給額を10月から変える特別措置
法案を閣議決定した。実際の受取額は来年2月の支給分から変わる。
天気 はれ
ボンベ庫の温度 朝32℃、昼37℃、夜35℃
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です。
「人生を育てる3つの条件」
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いい人生に育てていくには
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希望とは
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その時(タイミング)を待つこと
(小田真嘉氏成長のヒントブログより)
by との