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ガス漏洩検知警報設備の定期点検

 特殊材料ガスは許容濃度が極めて低い特殊高圧ガス、毒性ガス、可燃性ガス
があります。低濃度で検知する特殊高圧ガスの漏洩検知警報設備は、検知感度
を高めていますが、そのため外部の影響を受けやすく、ゼロ点や感度が変動し
易く、また妨害ガスの影響を受けやすいものが多くあります。

定期的な検査は正確な警報を発するためには欠かせないものです。

定期検査の詳細は次のとおりです。
(※機種により点検内容は異なります。)

・ゼロ点の校正
  検出部周辺にガスが無いことを確認してゼロ点調整を行います。ゼロ点校正
 が出来ない場合には、センサー交換を行います。点検期間は1~6ヶ月間です。

・サンプリング系の点検(吸引式)
  配管路の点検を行います。ドレインの掃除やフィルターの交換などを行いま
  す。点検期間は1~6ヶ月間です。

・ポンプのオーバーホール(吸引式)
  駆動部、ダイヤフラム、逆止弁の点検、交換、通気部の汚れを点検します。
 異常の場合は交換します。点検期間は1年です。

・流量測定(吸引式)
  検知部のアウト側にフローメーターをつなぎ、メーカーの定める基準内で
 あることを確認します。例えば○○L/min以上などメーカーの定める基準値以下
 の場合サンプリング系のチェック及びポンプの点検を実施します。点検期間
 は3~6ヶ月間です。

・センサー交換
  メーカーのセンサー毎に定める有効期限に従ってセンサーを交換します。
 次回定期点検までの間に有効期限になる場合は交換が必要です。点検期間は
 6~2年です。

・指示校正
  校正ガスにより指示濃度の校正を行います。例えばガス濃度○○ppm など。
 点検期間は6ヶ月間で一般則例示基準に定められております。

・反応速度
  反応時間を測定し、規定時間内である事を確認します。規定時間以上のとき
 にはサンプリング系の再点検を行います。点検期間は3~6ヶ月間です。

・警報の遅れ
  警報が出るまでの時間を測定し、規定時間内であることを確認します。
 警報設定値の1.6倍の濃度のガスで60秒以内を一般則例示基準で定めてい
 ます。警報を発しない場合には指示校正を行います。点検期間は1~6ヶ
 月間です。

・電気的警報作動テスト
  テストスイッチによる警報作動確認を行います。例えば警報設定値○○ppm
 など、点検期間は1~6ヶ月間です。

・実ガスによる警報作動テスト
  警報設定値の1.6倍以下のチェックガスを検出部に接触させて警報を確認
 します。警報設定値○○ppm ±30%以内を一般則例示基準で定めています。
 警報を発しない場合は指示を校正します。点検期間は1~6ヶ月間です。

・復帰動作
  警報を発した後、ガスを取り除き正常に復帰することを確認します。異常の
 場合はリレー・スイッチの回路部品を点検します。点検期間は、1~6ヶ月間で
 す。

・総合動作
  各部が正常に動作していることを確認します。異常の場合には補修します。
 点検期間は1~6ヶ月間です。

・警報設定値の確認
  指示値の指針を移動し、警報設定値の確認を行います。例えば警報設定値
 ○○ppm などです。異常の場合は警報設定を調整します。点検期間は3~6ヶ月
 間です。

・各部の電圧の確認
  定格電圧はメーカーの定める基準値によります。異常の場合は電圧を調整
 します。点検期間は1年間です。

ガス検知警報器、電気配線工事、制御系シーケンス設計のことなら
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ありがとうございます

今日の埼玉県川口市のお天気は?
 2011年6月21日 火曜日
 ※関西電力と大阪府の橋下徹知事は夏のピーク時の電力不足を避けるため
  関電側が電力需給の状況を常時公表し、自治体も消費者に節電を呼び
  かけることで合意し、供給力不足で停電の恐れがある場合は自治体側
  が「警報」を出す方針も明らかにしました。

 天気 はれ
 ボンベ庫の温度 朝26℃、昼29℃、夜30℃

です。

1年前には誰も今日のことを予想することは出来なかった。
変遷する世の中の動きに気を奪われて自分を見失うことだけはすまい・・・。

眼前の安倍川はとうとうと流れている。
(逝く歳月もかくのごとくで、まだ止め難し。
          変わらざる巌の上に立脚して今日のことに精だそう。)
鉄太郎は二宮尊徳の道歌を詠むと足が地に着くのだ。

この秋は雨か嵐かし知らねども
          今日の務めの田草取るなり

それはいつも母が言っていたことだった。
「明後日を見てはいけない。夢想していても何も生まれません。
                    今を大事にすることですよ。」
人は天下国家のことを論じて、一家言持っている憂国の士であるかのように
自分を錯覚してしまうものだが、日々の務めを忘れては何事も始まらないのだ。

「春風を斬る 小説・山岡鉄舟」神渡良平著より

 by との

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