アンモニアの消費方法に関する注意事項
液化アンモニアは、冷凍用、化学工業用、冶金用、最近ではLED成膜用
など使用する事例はそれぞれ多種多様です。冷凍則の適用される冷凍用は
その基準に従う必要がありますが、それ以外の標準的なアンモニア消費の
注意事項を見てみましょう!
・バラ瓶で消費する場合
50kg 以下の容器を立てて使用する場合、ガス取出し弁や配管の損傷な
どにより容器からアンモニアガスが噴出した場合を想定すると、単位時間
当たりの噴出量は、ガス状では液状噴出よりも遥かに抑えることが出来ま
す。万が一事故が発生したとき多量のアンモニアガスが噴出しますの。蒸
発潜熱により容器内の温度が低下し噴出が自然に減少し、その間の噴出量
は約8kg で、その後は 0.1kg/hr 程度に減少します。容器を横に倒して消費
する場合短時間に 50kg 全量が液化アンモニアとして噴出することになり
ますので注意が必要です。
容器バルブは閉止用バルブです。量の調節などに使用するのは適切では
ありませんので、必ず専用の減圧弁を設け、減圧弁二次側に安全弁を取付
けます。
容器の液体アンモニアの蒸発速度について、消費中に蒸発量が減少する
ことがあります。これは容器内の液面低下により、伝熱面積が小さくなり
これに伴って蒸発速度が減少するためです。50kg 容器の大気自然気化の
場合の平均気化ガス量は、約 1kg/hr (気温約21℃)です。
・集合装置(マニホールド)により多数並列して使用する場合
並列で使用する場合には、アンモニアの流量が均一にならない場合があ
り、容器から容器へ逆流して、或る容器が過充填となり誤って容器弁を閉
止した場合には危険な状態となりますので、ガスで取り出す場合のみに採
用すべき方法です。液体で取り出す場合には、500kg , 1000kg(1ton) 容器
を使用するか、貯蔵タンクを設置してベーパーライザーを設けるべきです。
・500kg 以上の容器を使用する場合
容器からガス状で取出して使用する場合、500kg 以上の容器は容器弁が
2個付属していますので上部容器弁からガス状で取出します。
容器から液状で取出して、気化器を使用する場合、下部容器弁から取出
します。500kg 容器の設置場所には防液提をを作り、その中に容器回転用
ローラー付属の架台を設け、その上に容器を置きます。防液提は取出し容
器弁の損傷や安全栓などから液化アンモニアが漏えいし場合に、流出によ
る被害の拡大を防ぐ意味があります。容器回転台は取出し容器弁の損傷や
安全栓などから液化アンモニアが漏洩したとき直ちに容器を回転させ漏洩
部を上部に回せば漏洩するアンモニアはガス状となりますので被害が少な
くて済みます。気化器を使用する場合であっても、温水が40℃を越えてし
まうことを想定し、圧力や温度を調整できる自動制御装置を設ける必要が
あります。尚、気化器の中でガス圧力が 1MPa 以上となる場合には高圧ガ
ス保安法の製造許可を受けることになります。
NH3ガスの供給設備、NH3用ベーパーライザー、NH3用調整器、NH3ガス配管工事まで
川口液化ケミカル株式会社へご連絡下さい。
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FAX 048-281-3987
ありがとうございます
今日の埼玉県さいたま市のお天気は?
2011年6月19日 日曜日
※ロンドンオリンピックに向けたサッカーアジア地区予選が行われ
なんとか日本3-1クウェートで勝利しましたね。
天気 はれ
気温 28℃(PM6:00)
です。
「貧しきは恥ずるに足らず。恥ずべきはこれ貧しくて志無きなり。
癒しきは憎むに足らず。悪むべきはこれ賎しくて能無きなり。
老いは嘆くに足らず。嘆きべきはこれ老いて空しく生きるなり。
死するは悲しむに足らず。悲しむべきは、これ死して聞こゆるなきなり。」
(呻吟語 呂新吾著)
訳
「貧しいことは恥ずかしいことではない。
恥ずべきことは、貧しさのあまり、志が萎えてしまっていることだ。
下賎の出自であることを悪く思うことはない。
憎むべきは下賎の出自であることにこだわって、才能を磨かず
能が無いことだ。
老いは嘆きべきことではない。
嘆くべきは老いて為すことが無く、ただ虚しく生きていることだ。
そして死ぬことすらも悲しむべきことではない。
悲しむべきことは死んだのち、あの人はこういうことを成し遂げたと
感謝されることもなく、忘れ去られてしまうことだ。」
by との