ターボ分子ポンプ Turbo-molecular-pump
真空ポンプの高真空領域で多く利用されているターボ分子ポンプのご紹介です。
このポンプは回転軸に取り付けられ高速回転する多段タービン形の回転翼(rotor
brade)とその回転翼と交互にタービン形の固定翼(stator blade)を配置した構
造で、回転翼の回転(周速250~330m/sec)によりその表面に衝突した気体
分子に運動量を与え、気体輸送を行う運動輸送式真空ポンプです。その他の
溜めこみ式高真空ポンプと異なり、連続して同一状態で運転させることが可
能です。補助ポンプと組み合わせることにより10-5 ~ 10-8 Paの超高真空
まで到達可能なポンプです。
特徴は・・・
1、一般的に吸気側に高い排気速度、排気側に高い圧縮比を持つ翼列構造で
翼の傾き角度が吸気口側で45度と大きく、排気口に向かって約10度と小
さくなっています。
2、段数を多くすることで圧縮比を上げることが出来ます。
3、回転軸受構造はボールベアリングと磁気浮上ベアリングのタイプが一般的ですが
エアベアリングを使用したタイプもあります。
4、磁気浮上タイプ+ドライポンプを使用することで簡単に完全オイルフリー超高真空
真空排気セットを組むことが出来ます。
5、溜めこみ式ではありませんので再生の必要が無く、ポンプが稼働できない
時間がありません。
6、起動時間が早く、あっという間です。
ズバリ欠点は・・・
1、水素やヘリウムなど軽い分子の気体に対して圧縮比が小さい。
2、振動に弱い。
3、異物の混入によりローターブレードの破損の可能性があります。
4、ローター破損時のエネルギーは膨大です。
5、補助ポンプが必須です。
1200L/sec のTMP(取付方向:水平)
ターボ分子ポンプなど高真空ポンプ、ロータリーポンプなど低真空ポンプ
クリーンな排気特性を持つクライオポンプなど、真空排気セットのことなら
川口液化ケミカル株式会社までご相談ください。
TEL 048-282-3665
FAX 048-281-3987
ありがとうございます
今日の埼玉県川口市のお天気は?
2011年5月31日 火曜日
天気 はれ
ボンベ庫の温度 朝17℃、昼23℃、夜18℃
です。
北極流今日の開運メッセージブログより
ものごとの真髄は「中庸(ちゅうよう)」にある。
しかし、中庸は言葉にできない。
右に偏りすぎたら、「左へいけ」と言われ。
左に偏りすぎたら、「右へいけ」と言われる。
だから、言葉(部分)だけを捉えていては、
いつまで経っても真髄は会得(えとく)できない。
部分ではなく、
局面、状況、タイミング、空気…
すべてセットで、
全体(関係性)を掌握(しょうあく)すること。
by との