炭酸ガスの人体への影響
炭酸ガスは食品、溶接、防火消火、廃液中和などさまざまな分野で
利用されています。可燃性があるわけではありませんので、放射能で
はないですが、ただちに危険を感じるようなガスでは無いかも知れま
せん。
しかし、炭酸ガス中毒により死に至る可能性を持つ危険なガスである
と認識を改めていただきたいと思います。
それはなぜか?
健康な成人が1日8時間、1週間40時間ほど仕事などで労働する環境に
炭酸ガスが 0.5% ある場合、また、15分程度の短時間であって
も 3% で人体に悪影響があるとされております。
空気中の炭酸ガス濃度が上昇した場合に、人体にどのような影響がある
か、どのような症状が現れるかをみてみましょう。
炭酸ガス濃度 症状・影響
0.035% 通常の空気組成
0.5% 長期安全限界TLV-TWA:平均許容時間8時間の時間加重平均限界濃度
1.5% 作業性及び基礎的生理機能に影響を及ぼさずに長時間にわたって
耐えることができるが、カルシウム・リン代謝に影響が出る場合がある
2.0% 呼吸が深くなる(1回の呼吸量 30%増加)
3.0% 作業性低下TLV-STEL:生理機能の変化が体重、血圧、心拍数などの変化
として現れる
4.0% 呼吸が更に深くなり、呼吸数が増加して軽度のあえぎ状態となり
相当な不快感となります
5.0% 呼吸が極度に困難になり、重度のあえぎ、多くの人がほとんど耐えられ
ない状態
7~9% 許容限界で激しいあえぎ、約15分で意識不明になります
10~11% 調整機能不全で約10分で意識不明になります
15~20% 更に重い症候を示し、1時間では致命的ではない
25~30% 呼吸低下、血圧下降、昏睡状態、反射能力喪失、麻痺、数時間で死に至る
高圧ガス保安法に限らず、労働安全衛生規則第585条により、炭酸ガス濃度 1.5%以上、または
酸素濃度 18%未満のところへ関係者以外の立ち入りを禁止しています。
ここで注意していただきたいことがあります。
地下ピットやタンク(貯槽)などの開放検査などで酸欠・窒息など酸素濃度を監視している場合
当たり前ですが酸素濃度が18%未満にならないよう気を付けていますが・・・
酸素濃度の低下よりも先に、炭酸ガス濃度が1.5%以上に上昇して危険な雰囲気になっている場合です。
通常の空気組成は
酸素20.9% + 窒素78.1% + 炭酸0.04% + その他0.96%
ですが
↓
炭酸ガス設備等からが狭い雰囲気中に炭酸ガスが漏洩・放出したとすると・・・
酸素20.6% + 窒素76.9% + 炭酸1.5% + その他1.0%
酸素濃度18%より先に、炭酸ガス濃度1.5%に達し、炭酸ガス中毒になります。
↓
酸素濃度18%の危険域に入ると、もはや炭酸ガス濃度はとんでもない高濃度既に入っています。
酸素18% + 窒素67.2% + 炭酸13.9% + その他0.9%
※炭酸ガス13.9%濃度は、約10分で意識不明に確実になる濃度です。
※安全管理上、ガス漏洩検知器を設ける場合、漏洩対象ガスを検知するか?酸素濃度を検知するか?
設備の環境、居室などの状況を確認の上選択頂ければと思います。
尚、高濃度の炭酸ガスに曝された場合には、直ちに作業現場から退避し、新鮮な空気を呼吸させ
医師の診察を受けてください。
液化炭酸ガスのことなら
川口液化ケミカル株式会社までご連絡下さい。
TEL 048-282-3665
FAX 048-281-3987
ありがとうございます
今日のさいたま市のお天気は?
2011年5月1日 日曜日
天気 晴れのち雨
気温 15℃(PM5:30)
です。
(北極流今日の開運メッセージブログより)
「あぁ、これやらないと‥」
と、心の裏で感じていても、
時間がない。
めんどくさい。
気が進まない。
‥
もろもろの理由で
“宙ぶらりん”のままにしておくと、
脳にはずっと負荷がかかり、
そこからエネルギーが漏れ続ける。
できることからでいい。
小さなことでもいい。
1つ1つ、
完結させていきなさい。
1日に0.1%でも、
前進して生きなさい。
by との