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金属の低温脆性

 一般に炭素鋼をはじめとして多くの鉄鋼材料は、低温になるほど引張強さ
降伏応力は増大する性質があります。反対に、伸び、絞り、衝撃値が低下し
ある温度以下になると、これらは急激に低下して脆性変形を起こす性質が失
われて脆くなります。このような性質を低温脆性といいます。急激に脆性を
増すような温度を遷移温度といいます。

低温で急激に脆性を起こす性質は、金属によって異なります。銅および銅合
金、ニッケルおよびニッケル合金、アルミニウムおよびアルミニウム合金、
鉛、オーステナイト組織のステンレス鋼などにはこの性質はありませんが、
炭素鋼、亜鉛、錫、マグネシウムなどにはこの性質があります。

一般的に低温脆性は、材料の伸び、絞り、衝撃値などから判断され、特に重
要なのは衝撃値です。低温脆性は、材料の熱処理が非常に影響し、熱処理し
ないものより熱処理したものの方が靭性に富みます。

低温の高圧ガス容器や貯槽などに使用する材料は、使用温度で低温脆性を起
こさないことが必要です。材料の強度と経済性などから、-20℃程度では調質
高張力鋼が使用され、-60℃程度では主として低合金鋼が使用されます。一般
断熱貯槽では、通常、この種の調質高張力鋼が使用されます。常用温度-20℃
~-30℃で衝撃値はあまり低下せず問題ありません。しかし、内部にドライア
イスを発生させた場合には温度が急激に低下して -50℃~-60℃ 以下になると
遷移温度に近づくため十分な注意力が必要です。

現在は、高張力鋼に代わり低温用圧力容器用炭素鋼板 SLA が使用されるよう
になり、最低使用温度はその種類により異なり -30℃~-60℃ まで可能ですが
いずれにしてもドライアイスが生成すると低温脆性を起こしやすくなりますの
で注意が必要です。

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今日の埼玉県川口市のお天気は?
 2011年4月26日 火曜日
 天気 はれ
 ボンベ庫の温度 朝19℃、昼23℃、夜23℃

です。

修身斉家治国平天下
(しゅうしんさいかちこくへいてんか)

という儒教の言葉がある。

その昔、孔子さまが、ある国の偉い王様に

「どうしたら天下を取ることができるでしょうか?」

と訊かれたことがあった。

孔子さまは、

「ふむ。。。

 そうですなぁ…

 天下をおさめたかったら、

 まず、その国をおさめることででしょうな。」

王は、その答えの続きを身を乗り出して聞き入った。

孔子は続けて…

「その国をおさめたかったら、

 まず、その国の村をおさめることです。

 そして、村をおさめたかったら、

 まず、自分の家庭をおさめることです。

 さらに、家庭をおさめたかったら、

 まず、夫婦関係をおさめることです。

 夫婦関係をおさめたかったら…

 まず、自分をおさめることです。

 とどのつまり…

 真に自分を修めることができれば、なに。

 世界を修めることなど容易(たやす)いことです。」

そう答えたそうです。

 by との

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