耐圧試験用ブースター
高圧ガスに欠かせない耐圧・気密検査には、当然ながら常用圧力以上の
試験圧力が必要です。
因みに・・・
耐圧・気密試験の規定
一般高圧ガス保安規則78条第5号
五 貯蔵設備等(容器を除き、かつ、貯蔵設備については貯蔵能力が3,000kg
未満の特殊高圧ガスのもの及び貯蔵能力が1,000kg以上、3,000kg未満の
液化塩素のものに限る。次号及び第7号において同じ。)は常用の圧力の1.5倍
以上で行う耐圧試験及び常用の圧力以上で行う気密試験又は経済産業
大臣がこれと同等以上のものと認める試験(試験方法、試験設備、試験員等
の状況により試験を行うことが適切であると経済産業大臣が認める者の行う
ものに限る。)に合格するものであること。」
例えば、シリンダーキャビネットの連結管高圧部などでは、一般的な最高充填
圧力 14.7 MPa の常用圧とすれば 14.7 MPa x 1.5 = 22.05 MPa の耐圧
14.7 MPa x 1.25 = 18.375 MPa 以上の気密試験圧力で漏れ検査をする
必要があります。
特殊材料ガス設備(シリンダーキャビネット高圧部)耐圧試験の様子
耐圧試験用に 22MPa 以上の 20MPa , 25MPa , 30MPa などのN2ボンベがあり
ますが、貸出容器の本数は限られており、また、納期がかかり金額も高価なも
のです。
耐圧試験用昇圧装置「 ブースター 」
イニシアルコストは掛かりますが、昇圧装置のようなブースターを用意して
しまえば、いつでも、どこでも、標準的な耐圧検査であれば即実施可能です。
耐圧試験中の高圧連結管部
ブースターを持ち込んでの耐圧試験や気密試験(PT試験含む)のことなら
川口液化ケミカル株式会社までご相談下さい。
TEL 048-282-3665
FAX 048-281-3987
ありがとうございます
今日の埼玉県川口市のお天気は?
2011年4月12日 火曜日
天気 はれ
ボンベ庫の温度 昼16℃、夜15℃
です。
「いのちの食卓」料理研究家の辰巳芳子さんの著書
================
<いのちは自分のものではない>
私は、人とのかかわりにおいては
お互いに「仕え合う」ということを重んじております。
ところが最近は
どうも人々が「立ち向かっている」ように見えるのです。
人に対してだけではなく
自分自身に対しても
何か自己実現といって、立ち向かっている。
それは、とてもしんどいことではないかと思います。
もっと肩の力を抜いて
人と手を取り合うような態度でなければ
この人生は辛いものになるでしょう。
料理をすることがどこか困難だと思っている方は
どこかにその方法、態度に無理があるのではないでしょうか・・・。
人とのかかわりにおいて
仕え合うことの一つの稽古が料理なのです。
自分のために、家族のために
その稽古を365日できるのが
食べものを作っていくことなのですね。
それはすなわち生活そのものです。
生活というのは
「いのちに花を咲かせ、実を結ばせようとすること」だと思います。
そして時間というものは
その「場」であると思います。
ですから
ふだんあたりまえだと思って受け止めていることを
もう一回考え直してみると
日常の何でもないことやつらまらないと思っていたことに
いかに価値があるかが、はっきりしていきます。
私はそれを一つ一つはっきりさせて、暮らすべきだと思う。
( 中 略 )
とくに、今はいろいろ勉強をなさって
日常生活でないところで
自分を発揮できる能力をお持ちの方がたくさんいらっしゃいますね。
そういう方には
自分だけが持っているいのちの味わいがある。
それは非常に味の濃いものです。
自分の花が開いていくところを見るときは
非常に歓びがあると思う。
一方、日常のものが
とても次元の低いものに感じられてくる。
ところが
それ抜きでは花も咲かなければ実も結ばないのです。
それを客観視できる方が存外、多くない。
だけれども、それが足場なのだから、やらなきゃならないのです。
私が強調したいのは
『自分のいのちは
自分のものであって自分のものではない』
ということです。
そこをよくよくわからなくては
どうして人と人が仕え合うのかということもわからないでしょう
このような悟りは、根底的に、人を解放するはずです。
by との