■吸着式排ガス処理装置の吸着剤に関して(続その2) (排ガス処理)
水曜日連載中の「精製ガス」と「排ガス処理」の特集第19回目
「排ガス処理」11話になります。
講師の藤村Fさま、どうぞよろしくお願いします。
■吸着式排ガス処理装置の吸着剤に関して(続その2)
前回お話した吸着式排ガス処理装置のメーカーが抱えている問題点の
『続その2』をお話したいと思います。
前回、『破過(はか)』と『破過の管理方法』に関してお話しました。
今回は破過管理がずさんだとどの様な事が発生するか?
をご紹介致します。
1、処理装置の出口から毒性ガスが出てくる
破過=処理量を超えた状態となるので、処理装置の出口側から毒性が
出てくる状況になります。処理装置出口は通常、水スクラバーに接続さ
れている事が多く、ここである程度の処理が出来る場合があります。
なので、即人体に影響する様な状態が発生する事は少ないですが、長期
的に見れば付近環境を汚染する事になります。前回の管理方法の『検知
窓』や『ガス検知器』は完全破過まで多少余裕を持った点(残量10~
20%程度)に設置されているので、変色・発報を確認したら早めに吸
着塔の交換をしましょう。
2、吸着塔交換時のパージも重要です
吸着塔は通常、入口弁と出口弁が付いていて、この両方の弁を閉めて
さらに弁の外側にある継手を外して吸着塔の交換を行います。
また、一部の吸着剤の種類には『物理吸着』を利用した物があります。
物理吸着は毒性ガスを再放出する可能性がありますので、交換する環境
において再放出しない様にする必要があります。
吸着塔を取り外す前にパージが不足していると吸着塔を交換する作業が
毒性ガスにさらされる事になります。これらの危険を回避する為に、処
理装置メーカーが推奨する流量・時間で窒素ガスパージを行って下さい。
3、吸着塔を取り外して保管していたら…?!
吸着塔の弁のシールが悪くなっていたり、吸着塔が倒れた拍子に弁が
開いたり、塔自体の劣化による亀裂から、徐々に空気成分が吸着塔に混
入して行き、吸着塔内に残存していた毒性ガスと反応して発熱・発煙・
爆発する事があります。(残念ながら作業員が死亡したケースもある様
です)この様な事を防ぐ為には、②のパージを充分に実施する事、外気
との仕切りは吸着塔付属の弁だけでなく、開放した継手に止めプラグを
付ける、等の対策が必要です。
一度、災害が発生してしまうと様々な対応が必要になってきます。
たとえ、薬剤交換の為にメーカーに発送した後であっても、排出事業者・
荷主としての責任を負わされる事になります。薬剤交換を依頼される際は、
関わる方々の安全の為の配慮をお願い致します。
今日はここまで!
次回は『保守のお勧め』を紹介します。
お楽しみに!!(^O^)/=
by 藤村F
毒性ガスの作業には、細心の注意が必要です。
くれぐれもご注意ください。
特殊ガス(高純度ガス、標準ガスなど)のご用命ご相談は
川口液化ケミカル株式会社までご連絡下さい。
TEL 048-282-3665
ありがとうございます
今日の埼玉川口のお天気は?
2010年12月15日 水曜日
天気 はれ
ボンベ庫の温度 朝7℃、昼8℃、夜9℃
です。
「求道心」
“人を導く”
“人を守る”
本当に生半可なことではない。
だからこそ、自分が今こうして、守り、導かれて、ここにいる
ということにこの上ない有り難みを感じずにはいられない。
求道心とは、その恩に報いるために吾が一生を捧げ奉るのだと、
そのハラを決めることだ。
「もっと愛をくれ」
「もっと私を見て欲しい」
「私は、私は、私は…」
そんな中二病的な幼稚な意識では、一生、愛なんて頂戴できはしない。
テメエが今に至るまで生きてこれたのは、それまでに多くの愛を
頂戴してきたからに他ならない。
(それは、全ての人間に例外なく)
愛とは、そういった頂いたもの全てを感じようとして、
はじめて理解できることで、
感じようとしない者には一生理解できないし、
受け取ることなどできはしないものなのだ。
だから、
愛に迷ったときには、全てのものに対して、
「ありがとうございます。」
と、心から感謝の祈りを捧げたらいい。
何度も何度も何度も何度も何度も、「ありがとうございます。」
と感謝のことばを捧げ続けたらいい。
そうしたらきっと、あなたの心の中に光が満ちてくる。
そのときあなたはきっと歩を前に進めるための、
“求道心”という杖を手にしている。
そう思います。
(グレートティーチャー株式会社 マヨパンマンさんブログより)
by との