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Title:(43話)ガスを除害すること   (特殊ガス)

特殊ガスシリーズ第四十三回目のお話しは、どのようなお話でしょう?
だんだんガス自体から付帯設備に広がりつつあります。
振り切られないよう、一生懸命勉強しましょう!

それでは、今日も講師の SGマイスターさん、よろしくお願い致します。

(43話)ガスを除害すること ‘10.10.29
こんにちは

 さて今回は水曜日の記事で隔週連載されている排ガス処理装置と特殊
ガスの関係について書いてみようと思います。

排ガス処理装置について詳しくは水曜日の藤村Fさんにお任せするとして・・・

特殊ガスの中にはやっかいな物性を持っているものが少なくないという
お話はこれまでに致しました。その中でもみなさんに特に注意して頂か
なくてはならない物性は“毒性”です。

文字通り”毒”に注意です。

 特殊ガスの中でも広く世の中で使われているものに”標準ガス”があ
ります。標準ガスは主に環境測定用で使用されますので、その殆どが成
分濃度が薄いガスですので、成分ガスが毒性を示すものでも、標準ガス
そのものの毒性は比較的低いものが多いようです。

しかし、毒性が低いと言ってもその殆どが十分危険な場合が多いんです。

例えば・・・

比較的よく使われる標準ガスの内、毒性を示す代表的な成分ガスとして
CO,NOがあります。共に許容濃度は25ppmです。

これらを成分として使われる標準ガスはN2バランスが多いです。つまり、
N2+COやN2+NOってことですね。で、これらの成分ガスの濃度で
すが、千差万別多種多様ではありますが、比較的多い濃度領域は、数百
ppm~数千ppm 、具体的には1000ppm近辺が多いようです。

仮に1000ppmのガスを使っているとします。

使用者としては、もしこのガスを配管に接続し、パージや使用済みガス
として大気に放出する場合は、25ppm以下にして排出しなければな
りません。

単純計算で、1000ppmは25ppmの40倍です。

もし、1リットルのガスを捨てる場合、N2などで希釈して許容濃度以
下にして排出しようとすると、約40リットルのN2で希釈する必要が
あります。

標準ガスをご使用になる環境では、N2ガスも潤沢に無いケースが多い
ようです。だとすると、希釈して捨てるっていうのも以外に難しいかも
知れません。

そんなとき登場するのが“排ガス処理装置”です。

冒頭に記した通り、原理等々については藤村Fさんにお任せしますので
ここでのご説明は致しませんが、以上のように、広く使用される”毒性
ガス”の排ガス処理は、どうやらあまり重要視されていないケースが散
見されます。

多くの毒性ガスは”臭い”を持っていますので、

「いざとなれば臭うからわかるよ」
「臭わない程度に希釈すれば大丈夫だよ」

などというお話を聞くことがあります。人の臭覚は慣れてきます。

良く見てみるとみなさんの周りでも”臭いに慣れる現象”はあるのでは
ないでしょうか?

毒性を軽く見ず、毒性を示すガスを使用している場合は排ガス処理につい
て改めて考えて見ることをお奨め致します。

今日はこのへんで。

 by SGマイスター

毒性ガスを含む特殊ガスと毒性ガス用除害装置のご相談ご用命のことなら
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ありがとうございます

今日の埼玉川口のお天気は?
 10月29日 金曜日
 天気 くもり
 ボンベ庫の温度 朝11℃、昼16℃、夜13℃

です。

台風14号が近づいています。
関東地方に上陸するかもしれません。
ご用心下さい。

 by との

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