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深冷分離

Q1,一般高圧ガスで最も汎用性のある、酸素、窒素、アルゴンガスはどのように
  造られているのでしょう?

A1,実は、どこにでもある空気を原料にして、分離させ抽出しているのです。

Q2,その方法は?

A2,大量に安く製造する方法が深冷分離法です。

 いわゆる工業ガスメーカーと呼ばれている製造メーカーは、空気から3種の
汎用ガスを分離、精製する深冷分離装置を所有している会社です。最近では、
お客様の工場にオンサイト設備設備として、膜分離法やモレキュラシーブス
を利用して加圧・減圧を繰り返すPSA(Prescure Swing Adsorption)方式が
多く利用されてきておりますが、容積の小さな液化ガスを製造し、全国各地の
ボンベガスにガスを小分け充填する充填工場や、お客様に液化ガスのままロ
ーリー車で供給する方法がとられております。
深冷分離.jpg
深冷分離装置プラント(特定高圧ガス製造設備)

 深冷分離法による汎用ガス製造は、原料空気を取り込むところから始まります。
空気中のゴミや埃などをフィルタリングし取り除きます。次に原料ガスを圧縮機で
加圧・冷却し、水分や二酸化炭素を除去すると、純粋な酸素+窒素+アルゴンの
3種原料ガスになります。前述のPSA方式も加圧・減圧を繰返しますが、深冷分離
方式の場合には気体の酸素+窒素+アルゴンガスが液化するまで、加圧・冷却さ
せます。すると3種混合液化ガスになりますので、これをそれぞれのガスの沸点
酸素-183℃、窒素-196℃、アルゴン-186℃の温度差を利用して分離させていきま
す。実際には加圧状態ですので沸点よりも温度の高い状態で分離精製させるよう
ですが、深冷分離装置のメーカー各社が、より効率的に、より特定のガスを選択的
に、より安価に製造する最先端技術(特許)の結集のようです。3種汎用ガス以外に
もごくごくわずかに空気中に存在する希ガス(ネオン、クリプトン、キセノン)なども分
離精製できますが、現在は安価な輸入品と比べコストが見合わないため製品化さ
れていないようです。

酸素ガス、窒素ガス、アルゴンガスの高圧ガス
液化酸素、液化窒素、液化アルゴンの液化ガス
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ありがとうございます

今日の埼玉県川口市のお天気は?
 9月28日 火曜日
 天気 雨のち曇り
 ボンベ庫の温度 朝16℃、昼17℃、夜19℃

です。

つい先々週は、猛暑日35度以上だったことが信じられませんね!
ここ数日は寒いくらいになりました。

ここ最近、日本の隣国で動きが活発ですが
北朝鮮でもトップ交代の時期に来ているようです。
アジア地区が激動の時代に<突入といったところでしょうかね。  by との

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