川口液化ケミカル株式会社へのお問い合わせはこちらまで。9:00〜17:00(土日祝日を除く)

WEBでお問い合わせ 048-282-3665

ホーム  /  ブログ  /  低温(連載)  /  温度計の話  (低温)

温度計の話  (低温)

 液体窒素や液体ヘリウム、電気式冷凍機など「低温」に関する
ことを解き明かす「低温 小太郎」さんの連載シリーズ第四回目で
す。

ガスのことを知っていても、極低温のことを理解しているかどうか?

これはまた別のことなんです。
それでははじめましょうか!

3.温度計の話

 今回は温度計の話をいたします。現在、温度はITS-90(国際
温度目盛)によって規定されています。本章では低温を中心としてお話
を致しますので、主に室温以下の定義を簡単にご説明致します。

・1K以下
 暫定低温度目盛(PLTS-2000)が2000年に国際度量衡委員会で採択
されました。この温度計は融解圧温度計と呼ばれています。PLTS-2000
は900 µK~1 Kの温度範囲でヘリウムの同位体の一つであるヘリウム3の
融解圧曲線により規定されています。

・0.65~5Kまで
 ITS-90は0.65 K~5 Kの温度範囲ではヘリウム蒸気圧温度目盛を用いて
規定されています。

・3K~24Kまで
 ヘリウム定積気体温度計で定義されています。

・13K~960℃まで
 純物質(水素、スズ、金)の3重点で定義されています。

 上記の定義は一次標準温度計と呼ばれています。実際の温度を計測する
場合、上記方法では大変不便であるため、各定義温度で校正された熱電対
や測温抵抗体で温度を計測します。(二次標準温度計と呼びます)

上記温度を計測する場合良く使用されている温度計は下記があります。

15以下 シリコンダイオード温度計、ゲルマニウム温度計等(一部熱電対)
15K~960℃ 白金抵抗温度計、(一部熱電対)

その他、色々な温度センサーがありますが、それぞれ特徴があり、温度
領域・環境によって使い分けをしています。低温領域では、熱電対、測
温抵抗体をよく利用しますので、次の章で少し詳しくお話したいと思い
ます。

 by 低温小太郎

液体窒素、液体ヘリウムを利用してのプローバー測定や
クライオスタット、液体窒素真空二重配管、液体窒素自動供給装置
液体窒素発生装置など
川口液化ケミカル株式会社までご相談ください。

ありがとうございます

今日の埼玉のお天気は?
 8月22日 日曜日
 天気 はれ
 気温 29℃

です。

今日の中央高速道路は良く渋滞してます。
山梨甲府辺りを午後4時に出発し、さいたま市に帰還するのに
午後10時過ぎてまだ到着できません。
少年サッカーの子供たちを乗せた観光バス車内は、もうストレス
の限界のようです。
引率の指導者・役員・父兄はもっとたいへんです。

 by との

川口液化ケミカル株式会社へご相談・ご質問ございましたら、ご連絡をお願い致します。9:00〜17:00(土日祝日を除く)

WEBでお問い合わせ  048-282-3665