■除害装置を導入する時に必要な情報 (排ガス処理)
連載ブログ「排ガス処理」「精製ガス」の第十回目になります。
今回は「排ガス処理」の第六話になりますね。
それでは藤村Fさん、お願い致します!
■除害装置を導入する時に必要な情報
今回は除害装置を購入する際に、除害装置メーカーに提示する必要
のある項目を勉強しましょう!
まずは、皆様が購入しようとしている製造装置のメーカーが標準として
いるガス仕様を確認して下さい。
一例を示しておきます。
・Aガス 300SCCM
・Bガス 500SCCM
・Cガス 200SCCM
・窒素ガス 800SCCM(プロセス用)
・窒素ガス 20,000SCCM(ポンプ保護用)
通常、使用流量はマスフローコントローラー(MFC)の最大流量を教えて
くれると思います。
※マスフローコントローラーの解説はこちら ⇒ http://www.klchem.co.jp/mfc/ まで。
そして思わぬ落とし穴が『窒素ガス(ポンプ保護用)』です。
この窒素ガスも除害装置に導入されるので、忘れずに提示してあげましょう!
これらのガスは本来であれば、製造装置内で仕事をして製品になるのですが、
全量のガスが製品になる訳ではありません。
では、どれ位が製品になるのでしょうか?
ご存知ですか?
様々な種類の製造装置があるので、一概には言い難いですが、数%~50%
が製品になるそうです。意外と効率が悪い物ですね?だから、除害装置が売れ
る訳なのです。
話が逸れましたが、製品にならなかった残ガスを処理するのを目的として除害
装置が必要になっています。しかし、先程若干触れましたが、製造装置内での
効率は処理装置のメーカーでは正直判りません。同じ製造装置の型式であっても、作る製品によって効率が変わる物なのです。
よって、除害装置メーカーは製造装置に導入するガスが全く製品に変化せずに
排出された状態で機種選定して来るはずです。
これで当初計画している予算に納まれば良いのですが、納まらない時はどうす
れば良いのでしょうか?
次は、MFCの最大流量ではなくて、実使用流量を提示しましょう!
そうすると大抵の場合、最大流量の2/3以下程度になり、それに伴って除害
装置も小さい型式が選定して来るはずです。それでも、予算に納まらない場合は、複数の除害装置メーカーから見積を取ってみたり、意中のメーカーに値引
交渉するしかないですね!
でも、あまりメーカーさんを困らせない程度にしましょうね!
今日はここまで!
次回は第1話に関連しますが地球温暖化対策の法律(その1)を紹介します。
お楽しみに!!(^O^)/=
by 藤村F
除害装置のことなら川口液化ケミカル株式会社まで
ご相談下さい。
TEL 050-8881-7393
ありがとうございます
今日の埼玉川口のお天気は?
7月27日 水曜日
天気 はれ
ボンベ庫の温度 昼37℃、夜35℃
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高校野球埼玉大会決勝戦が県営大宮球場で行われ
本庄第一高校が3-2で優勝しました!
常笑野球で、ピッチャーもピンチでも笑顔を絶やさず
ノーシードから接戦を勝ち抜きました。
甲子園でも活躍を期待してます。
by との