■除害装置の原理に関して(その2) (排ガス処理)
毎週水曜日の「排ガス処理」と「精製ガス」のブログ八回目です。
今日は「精製ガス」の順番なのですが、先週に引き続き「排ガス処理」
の第五話を藤村Fさんにお願いしましょう!
では、よろしくお願い致します。
■除害装置の原理に関して(その2)
前回の(その1)に続いて除害装置の主な方式とその方式のメリット・
デメリットを紹介致します。
今回は残りの『燃焼式』、『電気加熱式』、『プラズマ式』を紹介します。
1、燃焼式
一般的に気体燃料(都市ガスやプロパンや水素)の燃焼火炎を利用
して分解処理するものです。可燃性ガスは着火源(火種)があれば燃
えてくれます。PFCガス等は燃焼火炎で熱分解させます。
メリット :大流量処理に向いています
運転ON(着火)で直ぐに処理が可能
デメリット:燃料の設備が必要
高温の処理ガスを冷ます為に、大量の空気もしくは水が必要
2、電気加熱式
ヒーターの熱を利用して分解処理するものです。
メリット :必要な用力が少ない(電気・水)
デメリット:処理対象ガスによって、ヒーターへの負荷が高くなり定
期的な交換が必要となる。運転ONから処理可能までに
2~4時間程度の暖気運転時間が必要で高温の処理ガス
を冷ます為に、大量の空気もしくは水が必要
3、プラズマ式
超高温(2000℃近く)のプラズマ熱を利用して分解処理するもの
です。プラズマの発生方法として、マイクロ放電、RF放電、アーク放
電などがあります。身近なプラズマの例として家庭にある『蛍光灯』は
アーク放電を利用したものです。
メリット :必要な用力が少ない(電気・水)
デメリット:どのプラズマ発生方法であっても、定期交換部品が必要
高温の処理ガスを冷ます為に、大量の空気もしくは水が
必要ここ数年で新しく販売された方式である為、納入実
績数が少ない。
今日はここまで!
次回は除害装置を導入する時に必要な情報を紹介します。
お楽しみに!!(^O^)/=
by 藤村F
排ガス処理装置(除害装置)のことなら
川口液化ケミカル株式会社まで、ご連絡ください。
TEL 050-8881-7393
ありがとうございます
今日の埼玉県川口市のお天気は?
7月14日 水曜日
天気 曇りのち晴れ
ボンベ庫の温度 朝20℃、昼30℃
です。
野口晴哉 「苦」 より
苦を避くるは苦の因
楽を求むるは苦の因
楽のみならば
楽すでに楽ならず
苦中に感ずる楽こそ
真の楽なり
楽は自然に来るもの
苦は自ら迎え求むるもの
世に苦なし
されど人 楽を求めて苦しむ
苦楽一なり
離れて存在すべからざるものなり
by との