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可搬式超低温容器 LGC:Liquid Gas Container

 高圧ガスボンベは内容量が7m3ですが、液化ガスを
気化して使用できるLGC容器ならば107m3(窒素換算値)にもなります。

単純計算で・・・

107m3(LGCガス内容量) ÷ 7m3(47L容器内容量) = 15.2857143

47L容器(7m3 or 7000L)約15本以上のガスが入っています。
ガスの交換頻度も少なくて済みますし、何よりガスボンベでのガス単価より
安価です。

ただし、コールドエバポレーターのよう貯槽(CEタンク)よりも小型(内容積
175L)で単位液量当たりの侵入熱量が大きいので容器内圧が上昇しや
すいのですがやむを得ません。容器の構造は、熱侵入量が少なくなるよう
スーパーインシュレーション(多層真空断熱)を巻いた上、真空度1.3 x 10 -4Pa
で真空断熱されています。

容器上部には 「上部充填弁」「液体取出弁」「放出弁」「保圧弁」の4つの
バルブがありますので、用途に応じ開閉の操作を行ないます。

主な用途は・・・

「上部充填弁」
 容器上部より液化ガスを充填する際に使用します。ガス充填工場で空の
 容器に液化ガスを充填する際に使用しますので、お客様の消費事業所な
 どではバルブを開ける必要はありません。

「液体取出弁」(下部充填弁)
 容器の下部より液化ガスを充填するときに使用する場合と、ガスを消費す
 る際、このバルブを開けると容器内圧に押し出されて液化ガスが容器外に
 噴き出します。
 ※-196℃の液体窒素に直接触れることになりますので注意してください。

「放出弁」
 液化ガスの充填時に圧力が上昇し過ぎることのないようガスを放出するた
 めに使用します。また、消費する現場でも容器内圧が上昇しすぎるときたと
 きに圧力を下げるために圧力逃がし弁として利用します。この放出弁を開
 放して、その末端にリリーフ弁(圧力調整弁)を接続すると容器内圧を一定
 に使用できます。

「保圧弁」
 ガスの使用量が多くLGC+蒸発器などでどんどん液化ガスを消費する場合
 などの液化ガス使用時に開きます。バルブを開くと容器の外槽内側真空部
 に組み込まれている保圧コイル管に液化窒素が流入し、液が気体に変化し
 内槽上部に戻されると内圧が設定圧力まで上昇します。消費量が少ない場
 合に保圧弁を働かせると容器内圧が不必要に上昇し、容器内の圧力が限界
 まで上がり過ぎ、内槽安全弁によりガスが放出(捨てられる)ことになります
 ので、消費するガスの量によって「開」にしたり「閉」にしたりする管理が必要
 になるバルブです。

お盆休みなどの長期間使用しない場合には・・・

容器の内圧が 1.37 MPa (14 kg/cm2) 以上に上昇している場合には、放出弁
を開けて容器内圧を下げましょう。炭酸ガスの場合には、圧力を下げ過ぎて
0.42 MPa (4.3 kg/cm2) 以下になるとドライアイスになってしまいますので
注意しましょう。内槽安全弁やリリーフ弁(エコノマイザー弁)などは、金属の
バネ式のため超低温の液化ガスに冷やされて動作が鈍くなりバネが戻らずに
容器内圧が放出され続けることも稀にありますのであわせてご注意ください。

LGC or ELF(可搬式超低温容器)でのガスのご依頼や液化ガス供給設備
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ありがとうございます

今日の埼玉川口のお天気は?
 7月8日 木曜日
 天気 はれ
 ボンベ庫の温度 朝25℃、昼32℃、夜31℃

です。

W杯ネタで恐縮ですが・・・

ドイツにいる凄腕の占い師タコのパウル君(真ダコ・2歳)は
昨日の準決勝ドイツ対スペイン戦を見事 0-1でスペイン勝利と
当てました!

絶好調のドイツが優勢かと思っていたのですが・・・。

国旗のついたプラスティックケース(エサ入り)を2つ用意すると
パウル君は「勝利する!」と確信したケースの方にニョロニョロと
入って、エサを食べるという方法です。

この実にシンプルな占い方法で、ほか4試合を的中させたというから凄い話です。

 by との

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