Title : （13話）特殊ガス製造現場
毎週金曜日の「特殊ガス」に関する特集コーナーです。講師のSGマイスター
さんは、日夜全国各地の現場で研鑽を積まれています。それでは今週も現場
直送のホットな話題を勉強しましょう！
（13話）特殊ガス製造現場 ’10.3.12
こんばんは
今日はちょっと違うお話をしてみたく・・・
一口に “製造現場” と言っても色々ありますよね。
特殊ガスも一応 “工場” ってところで製造します。
皆さんの “工場” のイメージってどんな感じでしょう？
少し “高圧ガス” をご存じの方は、 “充填所” をイメージ出来る方も多い
かも知れません。でも “特殊ガス工場” をイメージ出来る方はそう多くは無
いでしょうね。
高圧ガスの”充填所” はまだまだ ３Ｋ仕事のイメージが残るところも少なく
無いと思います。全く “高圧ガス充填所” なんてものをご存じない方も、実は
自分の近くの存在を知らないだけかも知れません。
もし興味が湧いた方は、ぜひ探してみては如何でしょうか。
さて、特殊ガスの製造現場ってどんなところでしょう？
特殊ガスは、高純度、高精度、高品質などが求められるガスですが、”ガスを
充填する”という行為は、”充填所” とさほど変わりがありません。が、作業場の
環境やその設備にはとても大きな違いがあります。
まず一つ、大きな違い・・・
“特殊ガス工場の充填所”は、クリーンルームの中にあるなんてことがあります。
当然作業者はクリーンスーツを着て、エアシャワーを浴びて、作業場に入ります。
中に持ち込む高圧ガス容器もとってもきれいにして持ち込まれます。この様子を
見た人達は、皆さん意外に感じるようです。妙な表現ですが、クリーンルームとい
う最新設備に囲まれた現場で家内制手工業が行われているといった感じです。
それでは “充填所” と異なるこの他のポイントをいくつか挙げてみましょう！
・非常に多くのバルブがあります。
周辺に設置された配管も想像よりも太いものが張り巡らされています。
”真空引き専用” の架台がありますが、充填用架台にも”真空引き”機能を持って
います。
・充填中の重量が測定出来るように、ロードセルが点在しています。
多くの場合、充填場所直近はフードで覆われています。特殊ガスとして扱うガスに
は毒性を有しているものも少なくないため、安全に関する保安設備はとてもしっかり
したものが設置されています。
”充填所”と比較すると、恐らく設備コストは１０倍とも１００倍とも１０００倍とも思える程
異なっているんです。一度見学してみたいって思われた方がいらっしゃるかも知れませんね。
特殊ガス工場というものは、恐らく国内に１０ヶ所も無いと思います。ですので簡単に探
せないと思いますし、やはり危険なものを扱っている場所ですから簡単には見学させても
らえません。
“社会科見学”の様なことを行っていればご紹介したいと思いますが無いでしょうね。。。
それでも是非に！と思い立った方がいらっしゃれば・・・
川口液化ケミカル株式会社さんに相談してみて下さい。
それでは今日はこのへんで。
特殊ガスに関することなら
川口液化ケミカル株式会社までご連絡ください。
TEL 048-282-3665
ありがとうございます
今日の埼玉川口のお天気は？
3月12日 金曜日
天気 はれ
ボンベ庫の温度 昼8℃、夜11℃
です。
だんだんと朝が明るくなってきましたね！
ひと月に、どれだけ日の出が早くなっているかと言いますと
一月は八分
二月は二十九分
三月は四十二分 なんです。
この三月は、一日おきに一分三十秒ずつ日の出が早くなっていくんですね。
東京の日の出は朝六時前です。
早起きをして明るくなった爽やかな朝を感じてみてはいかがでしょうか？
ｂｙ との