Title : (12話)ガスの純度 特殊ガス
ガスの使われている産業は広範囲にわたります。そしてガスの中でも
特殊ガスと呼ばれているものも、多くの産業界で利用されております。
その道のプロ中のプロ 「SGマイスター」 さんに今週も教えを乞いましょう!
それでは宜しくお願い致します。
(12話)ガスの純度 ’10.3.5
こんばんは
ふと気づくと12回目となりました。1ダースですね。区切りにふさわしい
ネタを・・・と考えてしまってネタが思い当たらず(T_T)
なのでいつも通りに・・・
今までいろいろなお話をしてきましたが、そもそもって話しを忘れていました
のでちょっとその話題を。。。
ガスを混ぜるとか、ガスの濃度がとか、いろいろと言ってきましたが、さて
正しい測量・測定・計測ってなんでしょ?長さの単位で言えば “メートル原器
を基準として” なんて言葉を耳にしたことありますよね?ガスの “基準” って
なんでしょ?ってことを今日は考えてみます。
ガスの濃度や純度を決めるためには “分析” という技術が必要になります。
またその”精度”が高いほど “真値” に近づくということになります。”真値” と
は “神のみぞ知る” 値ですから人間がなにか決め事を作り、みんなでその
ルールを守るってことで”真値”として扱う・・・
どんな物質も100%と言うものは存在しませんよね?
ってまた難しいですかね<(_ _)>
最近(と言っても少し前か。。)出たアルコール 0%ビールですが、昔のノン
アルコールってのは 0.1%以下(だったかな。。)の微量アルコールは入って
いるけど、”ノンアルコールと表現しても良い”との決め事があったがために
0%だと勘違いする様な表現になっていたんです。
でもひょっとして・・・0%の”フリー”ってビールも0.001%のアルコールが入っ
ているのかも知れません。(^_^;)
「本当はどうなのよ?」
って聞いてみたくなりましたね
けど答え。。。突き詰めると。。。「本当ってなぁに?」
と聞き返されてしまう事態になりそうです。
この議論は “ガスの純度” を語るのによく似ています。
例えば、N2 と O2 を 50% ずつ混ぜる。。。という場合、その前提が必要なんです。
その前提とは・・・
「 N2 100% と O2 100%を混ぜ合わせる 」
つまり 100% のもの同士を混ぜ合わせるという前提が必要です。
ガス業界では “純度” という言葉をよく使います。これはどれだけ 100% に近いのか?
という意味で一般的には使われる言葉です。
つまり 100% に近いほどピュアだと言うことになりますね。
特殊ガスの世界ではとっても大事な”純度”という言葉。
そもそも純度の高いガスを作る技術から始めなければならない。
“そもそも”と言うのは”高純度なガスとは”と”高純度なガスを作ること”だったんです。
と言うことで、今日はこのへんで。
特殊ガスのご注文、お見積りのご依頼、特殊ガス配管工事まで
川口液化ケミカル株式会社へご相談ください。
TEL 048-282-3665
ありがとうございます
今日の埼玉川口のお天気は?
3月5日 金曜日
天気 はれ
ボンベ庫の温度 朝6℃、昼8℃
です。
1998年長野五輪のスピードスケート男子500メートルで
日本スケート界初の金メダルを獲得した清水宏保選手が
今季限りでの引退を表明しました。
そのコメントは・・・
「スケートは僕の人生そのもの。本当にたくさんの人に支えられ
幸せなスケート人生を送ることができた」
ロケットスタートで猛然とダッシュする清水選手のスケーティングが
とても印象的な選手でした。ご苦労様でした。
by との