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Title : (8話)ガスとガスを混合する方法…つづき   特殊ガス

 特殊ガスとは何ぞや?

そんな素朴な疑問を解きほぐしてくれる、SGマイスターさんのやさしい
解説シリーズ第八回目です。それでは今週もよろしくお願い致します。

(8話)ガスとガスを混合する方法…つづき ‘10.1.29

こんにちは

 さて先週の”高いところから低いところに流し込む”というのはイメージ
出来たでしょうか?これってイメージするのも難しいことなので理解出来
なくても落ち込む必要はありません。私たち専門家にも難しいことですから。。

では今日は、混合ガスの充填方法=作り方について少しお話します。

最も一般的であり、世の中では未だ比較的多く行われている方法
1、圧力比混合法

高品質(高い混合精度)が求められる混合ガス作りで一般的になりつつ有る
2、重量法

少し前に主流にありつつあったけど最近はあまり見かけない
3、流量混合法

以上の組み合わせで行う方法
4、半重量法(半分重量法だったり、半分圧力比法だったり)

それぞれの特徴を。。。

1、圧力比混合法
  大量生産向き。製造が早い。しかし反面、エラー率が高く、充填作業員には
 相当に高い技量がお求められる。

2、重量法
  エラー率が低く、比較的作業員に求められるハードルが低い。しかし製造
 設備が高価。維持費も高くつく。生産性は 1、圧力比混合法と同等です。

3、流量混合法
  生産性は最も優れる。しかし設備は高価。また柔軟性に欠ける。(いろいろな
 濃度の混合ガスを作るには不向きで決まった製品の製造用)

4、半重量法
  いいとこどり・・・というよりは、圧力法→重量法の設備導入の途中経過で
 使う方法でもある。重量法の弱点である”重量の軽いガスの製造”を行う場合
 にはこの方法が最も混合精度が出ます(場合がある)。

と列挙してみましたが、これらの方法はどれかが優れているということではなく、
得手不得手があります。特殊ガス工場では、製品毎に最も適切な方法で製造
(混合ガスの充填)が行われています。

特殊ガスは非常に少量他品種です。

決まったものを大量に生産するのなら恐らく 3、流量混合法の方法が主流になる
可能性もあったと思いますが、実際この方法は殆ど利用されておりません。
従って1、圧力比混合法 2、重量法 4、半重量法の方法が実際に行われている
“ガスを混合する方法”ということになります。機会をみて、それぞれの方法を具体
的に解説させて頂きますので、興味の湧いた方は是非覚えておいて下さいませ。

本日の最後に・・・

実は 3、流量混合法の方法、”ガスを混合する”というガス混合機という技術と同じ
です。つまり、特殊ガスの製造では不向きでも実際に使われている技術ってことです。

確か川口液化ケミカル株式会社HPサイト内にも”ガス混合機”が紹介されていたと
思います。探してみて下さい。

今日はこのへんで<(_ _)>

SGマイスターさん、ありがとうございます。
かなり・・・専門的であり技術的なお話をいただきました。
現場を知らないと語れないお話ですね。
ほんとうに勉強になります。

特殊ガスのことなら川口液化ケミカル株式会社へ
ご連絡下さい。
TEL 048-282-3665

ありがとうございます

今日の埼玉県川口市のお天気は?
 2月5日 金曜日
 天気 はれ
 ボンベ庫の温度 朝-1℃、昼6℃、夜4℃

です。
 「恵方巻き」を節分にいただく習慣をご存知ですか?
2月3日の節分に恵方(縁起のよい方角、今年は西南西) 
を向いて無言で太巻きずしをかぶりつくと、福が来るのだそうです。
関西の方は、イメージしただけでヨダレが口に溜まるほど
習慣化したならわしなのだそうです。
関東モンの私は、はじめて知りました。 来年やってみます。

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