COP15と島国
国連気候変動枠組み条約第15回締約国会議、いわゆるCOP15は
日本にとって不完全燃焼のまま終了しました。最終的にポスト京都議
定書の新しい枠組みはいまひとつ出来ずに、コペンハーゲン合意とい
う形で一旦終えました。
日本が望んだ新しい枠組みは、中国とアメリカの枠組み合意です。ア
メリカは 京都議定書合意の数年後、ブッシュ政権時代に離脱しました。
中国は当時から 懸念されていたように、CO2の排出量が増加の一途を
たどり世界のトップになりました。
鳩山政権が打ち出した2020年までに1990年比25%削減するとの宣言
も、アメリカ と中国の枠組み合意が無ければ意味がありません。なぜな
らばアメリカと中国 とで世界のCO2排出量の40%を軽く超えます。日本が
いくら頑張ってCO2の排出を抑えても、両大国がダイナミックな削減目標
を出さなければ世界全体の温暖化 を遅らせることは出来ないのです。
アメリカはオバマ大統領を信じて待っていれば、必ずやダイナミックな削
減目標は出ると思います。しかし中国はまだ自国が発展途上国であると
の主張を続 けるのであれば、あまり期待できないでしょう。
中国は発展途上国の地位を維持してCDMビジネスを有利に進め、巨額
の排出権を 得ることを目論んでいるのは何となく解かるような気がします。
国益だけを優先するのではなく、世界益を優先する方向で考えて欲しいと
思います。
温暖化で今この瞬間も困っているのは、ツバル王国などの発展途上国の
島国です。
by toshi_matsu
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ありがとうございます
今日の埼玉川口のお天気は?
12月21日 月曜日
天気 はれ
ボンベ庫の温度 朝3℃、昼5℃、夜5℃
です。
年末最後の1週間です。
目の前のもの、人、仕事に感謝し、1年間の無事を祈り
新年を迎えるとよいのだそうです。
すべて自分で生きているのではなく、生かされている。
だからこそ「今」を大切にすることが大事なのだと思っております。