CO2抑制と原子力発電
再生可能なエネルギーへの世界的なシフトが進んでいる昨今ですが、既存
エネルギーのうち原子力と石炭の存在感が増してきています。
ヨーロッパではスリーマイル島事故やチェルノブイリ事故以降、あまり評判が
良くなかったのですが、CO2抑制という視点から最近は脚光を浴びてきているよ
うです。ヨーロッパはもとより、アメリカや中国までも建設が進み、さらに計画中
の発電所も多くあります。
さて原子力発電と他の発電とでは、1kwhあたりのコストはどのくらい違うので
しょうか。運転年数40年の場合のコストは、以下です。
原子力 5.73円
LNG火力 4.88円
石炭火力 4.93円
石油火力8.76円
水力 7.20円
建築コストと廃棄物処理費用等が高いのかと思いましたが、石油火力や
水力よ りも安いようです。LNG火力や石炭火力よりも高くはなっています。
では1kwhあたりのCO2排出量はどうでしょう。
原子力 22グラム
LNG火力 608グラム
石炭火力 975グラム
石油火力 742グラム
水力 11グラム
この数値を見る限り、発電コストが安いLNG火力よりもはるかに排出量は
低いよ うです。廃棄物処理費用などの問題を考えなければ、かなりCO2
の排出量を抑える発電だといえるでしょう。
アメリカでは20基以上の原子力発電所の計画があります。現在の石炭
火力発電 から一気に原子力発電に切り替えると、相当量のCO2の排出を
抑えることが出来そうです。スマートグリッド政策とあわせると、相当量のCO2
の排出を抑えるこ とが出来そうです。
COP15でのオバマ大統領の余裕の発言は、この大規模なエネルギー政策
ビジョンに裏付けられているのかもしれません。
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TEL 048-282-3665
ありがとうございます
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12月28日 月曜日
天気 はれ
ボンベ庫の温度 朝6℃、昼7℃、夜9℃
です。
NHK 「坂の上の雲」 の今年の連載は終りました。
次は、2010年12月ですから、まるまる一年先なんですよね。
いや〜、それにしても渡哲也演じる東郷平八郎の言葉が沁みますね!