窒素の発見 Part4
18世紀にラボアジェが窒素を発見すると、19世紀に入りイギリスのドルトンが
大気の観測をしながら、元素を作っている粒子として「原子」があるんだという
考えを導き出します。
19世紀初頭の科学者の考え方は、水の粒子は空気の粒子にくっ付いて化合
物になっていると考えていました。しかし、ドルトンは農民のため天気を予測する
ために、空気中の水分量の変化を計測するうちに、水が空気中に蒸発するに従い
増えた水の粒子は空いている場所(空気中)にどんどん移動しており、粒子はただ
混ざり合うだけで空気は、窒素と酸素と二酸化炭素やその他の気体の混合物な
のだと理解したのです。
ドルトンは、窒素と酸素の化合物にも興味を持ち研究を進める過程で、窒素と酸素
の量を比べることで気体ごとに酸素原子の数が窒素原子の数の2倍、4倍になって
いることに気付き、どの気体の中でも、酸素と窒素の原子が互いに繋がり合って小さ
なグループを作り、そのグループが気体全体にたくさん入っていることが分かったので
す。
元素記号や化学反応式により現代では、その組成や反応が良く理解できますね。
ちなみにドルトンが実験していた窒素酸化物のガス物性は・・・
一酸化窒素(NO)ガス雰囲気中では、雷光と同じく電気火花が飛ばせます。この一酸
化窒素(NO)に酸素(O2)を混ぜますと、赤茶色の二酸化窒素(NO2)になります。二酸
化窒素(NO2)が水(H2O)に溶けると硝酸(HNO3)になり、硝酸(HNO3)にある金属
を接触させると、一酸化二窒素(N2O)が発生します。
一酸化二窒素(亜酸化窒素)N2Oは、1801年ハンフリー・デイブという科学者が
試しに吸ってみたところ、幸福な感じがして、クスクスと笑いが出たそうです。現在、
一酸化二窒素を別名「笑気ガス」と呼び、麻酔作用がある医療ガスとして広く使用さ
れております。
※NO,NO2は毒性ガスです。また、N2Oは酸素同様支燃性ガスですので、取扱
にはガス物性を理解した上、安全に留意していただく必要があります。
NO、NO2,N2Oなど窒素酸化物ガスのご相談ご用命は
川口液化ケミカル株式会社まで、どうぞご相談ください。
TEL 048-282-3665
ありがとうございます
今日の埼玉のお天気は?
11月22日 日曜日
天気 雨のち曇り
気温 8℃(PM6:00)
です。
いや〜ァ、チョ〜寒いですね!
息が白いなんて悠長なこと言っている余裕がないくらい寒いです。
今日、一日子供の野球やサッカーなど引率でグラウンド当番されていた
ご父兄の皆様、ご苦労様でした。
暖かいお風呂で十分温まってください。