フロン11/12/13/14/22/113/114
今となっては規制を受け製造販売の禁止されているフロン類などフロンガスガス
の性状をご紹介して参ります。
フロン11・12・13・14・22・113・114は、フッ素またはフッ素と塩素を含む
脂肪族炭化水素で、無色、無臭、毒性が無い不燃性ガスです。総じて凝固点が
低く、蒸発潜熱が小さく、電気的性質も優れ、化学的に安定で通常の使用条件
では金属材料を腐食しません。ちなみにフロン類の名称は、化学式中の炭化水
素 −1 (マイナス1) が百の位の数で、水素原子の数 +1 (プラス1) が十の位
の数であり、フッ素原子の数が一の位で示されたものです。
例えば・・・
フロン11 は CCl3F
フロン113 は C2Cl3F3
ということです。
主なフロンの性質は?
・フロン11 CCl3F 分子量 137.38 融点 -111℃ 沸点 23.8℃ 臨界温度 198℃
臨界圧力 43.2atm 蒸発熱 43.51cal/g
・フロン12 CCl2F2 分子量 120.91 融点 -158℃ 沸点 -29.8℃ 臨界温度 112.0℃
臨界圧力 40.6atm 蒸発熱 39.74cla/g
・フロン13 CClF3 分子量 104.46 融点 -181℃ 沸点 -81.4℃ 臨界温度 28.9℃
臨界圧力 38.2atm 蒸発熱 35.47℃
・フロン14 CF4 分子量 88.01 融点 -184℃ 沸点 -128.0℃ 臨界温度 -45.7℃
臨界圧力 37atm 蒸発熱 32.49cal/g
・フロン22 CHClF2 分子量 86.47 融点 -160℃ 沸点 -40.8℃ 臨界温度 96.0℃
臨界圧力 49.1atm 蒸発熱 55.81cal/g
・フロン113 CCl2F・CClF2 分子量 187.38 融点 -35℃ 沸点 47.6℃ 臨界温度 214.1℃
臨界圧力 33.7atm 蒸発熱 35.07cla/g
・フロン114 CClF2・CClF2 分子量 170.92 融点 -94℃ 沸点 3.8℃ 臨界温度 32.2℃
臨界圧力 32.2atm 蒸発熱 32.51cal/g
これらのフロンガスは、冷媒としての優れた特性を持つことから冷凍機に使用され、化粧用や
薬用エアゾル用噴霧剤として、ポリスチレン、ポリウレタンの発泡剤として広く使用されました。
また、フロンは洗浄力や溶解力にも優れ精密機械の洗浄や半導体の洗浄用に多量に使用され
ました。
二フッ化塩化メタン(CHClF2)を熱分解して得られる四フッ化エチレンを過酸化物触媒を用い
重合反応させるとテトラフルオルエチレン樹脂が得られ、商品名テフロンとして耐熱性、耐薬品性
に優れ、溶剤にも溶けず、電気的性質も優れた材料として多用されており、ガスパッキンとしても
利用されております。
代替フロンガスなど川口液化ケミカル株式会社まで
ご相談下さい。
TEL 048-282-3665
ありがとうございます
今日の埼玉のお天気は?
11月3日 火曜日
天気 はれ
気温 11℃(PM6:30)
です。
朝起きて、サッシを開けると冷たい北風がサーっと流れ込んできました。
今日は一気に真冬並みの陽気でしたが皆さん風邪ひいてませんか?