三フッ化窒素
特殊ガスの三フッ化窒素(NF3)のご紹介です。
化学名 : 三フッ化窒素
構造式 : NF3
分子量 : 71.00
官報公示整理番号 : 化審法 No,(1)-1218 指定化学物質 通し番号 60
安衛法 : No,1-(3)-288
CAS 番号 : NO,7783-54-2
NISOH : NO,QX1925000
国連分類 : クラス2.3 標札Gg
国連番号 : 2451
危険・有害性の分類
種類 : 高圧ガス、支燃性ガス、毒性ガス
危険性 : 有機物など還元性物質と接触させると発火する可能性があります。
常温でH2,CH4,C2H2,NH3 などのガスと混合しても反応しませんが
電気火花により爆発的に反応します。
有害性 : 粘膜刺激作用は非常に弱く、皮膚暴露での害はほとんど受けません。
赤血球や骨に分布しているヘモグロビンをメトヘモグロビンに酸化し
酸素欠乏症を示します。変異原性があります。
応急措置
皮膚に付いた場合
三フッ化窒素は反応性が無いため、特に障害は起こしませんが、不純物のF2や
HF により障害を起こしますので、直ちに汚染された衣服や靴などを脱いで、付着部
や接触部を多量の水で洗い流し、医師の手当てを受けます。
眼に入った場合
三フッ化窒素は反応性がないので、特に障害は起こしませんが、不純物のF2やHFに
より障害を起こす可能性があるので、直ちに流水で15分以上洗顔し、医師の手当てを
受けます。
吸引した場合
直ちに空気のきれいな場所に被爆者を移動させ、チアノーゼの症状が現れた場合には
酸素吸入をします。意識を失っている場合、人工呼吸を併用し、チアノーゼの症状が
現れたら、肺及び腎臓に障害を起こしますので、経過を十分観察し、直ちに医師に連絡し
適切な指示を仰ぎます。
火災の措置
消火方法
ガスの元弁、容器用弁などを閉めて、火災場所へのガスの供給を停止します。
容器が火炎に曝されると内圧が上昇し、破裂するおそれがありますので、出来る限り
容器を安全な場所に移動します。必要に応じて散水して、容器を冷却します。
容器または弁が損傷した場合には、必ず空気呼吸器を着用して消火活動にあたります。
三フッ化窒素は火炎の中では燃焼を促進し、毒性、腐食性の強いガスを発生させます。
三フッ化窒素は支燃性ガスであり、可燃性ガスの蒸気と爆発混合ガスを形成する
恐れがありますので十分注意します。
消化剤
炭酸ガス、水(蒸気を少なくするため水散布はよいが、こぼれた場所にはかけないこと)
漏洩時の措置
漏洩箇所、周囲の状況などを正確に判断し、付近の作業員は必要部署に連絡します。
緊急遮断機構が設置されている場合には、遠隔操作で緊急遮断し、無い場合には
必ず陽圧自給式呼吸器を使用して、容器元弁やガス供給元弁などを閉じて、ガス供給を
止めます。このとき、作業は複数名で行います。また、簡易防毒マスクは使用できません。
漏洩処置を行う際には必ず漏洩箇所の風上で操作します。容器バルブからの漏洩時には
容器を除害装置に連結された容器収納筒に収めるか、容器全体に局所排気フードを被せて
納入業者メーカーに連絡し、返却します。
配管や設備から漏洩している場合には、容器弁を閉じて、配管系統内を不活性ガスと
置換したあと、漏洩箇所を修理します。
特殊ガスのご用意や特殊ガス供給設備・特殊ガス配管工事など
川口液化ケミカル株式会社まで、ご相談ください。
TEL 048-282-3665
ありがとうございます
今日の埼玉のお天気は?
6月5日 金曜日
天気 曇りのち雨
ボンベ庫の温度 朝20℃、昼22℃、夜20℃
です。
川口市内の開業医内科医前では、朝7時ごろ患者さんの
順番待ちの列が出来ていました。気候の変化が激しいので
風邪には注意をしましょう!