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三フッ化窒素 NF3 Part2

 NF3(三フッ化窒素)ガスのご紹介の続編です。

それでは、取扱い及び貯蔵上の注意事項から始めましょう!

取扱い
 高圧ガス保安法に準拠して作業しましょう。
 換気の良い場所で使用し、急激な温度変化を与えす、また、火気の近くでは
 絶対に使用してはなりません。容器の粗暴な取り扱いは厳禁で、容器を移動
 する際には必ずバルブ保護キャップをしましょう。
 ガス漏洩検知器を設置し、漏洩を瞬時に検知し警報発信できるような対策を講
 じることが望ましいです。ガスボンベを使用するときにはガス圧力調整器(レギュ
 レータ)を必ず使用しましょう。ガスボンベの内圧は若干残ガスを残した状態で
 返却しましょう。絶対に大気圧以下(負圧)にしてはなりません。
 ガスボンベは、ガス漏れがないことを確認した後、バルブのキャップを取り付けて
 返却します。三フッ化窒素のガスを使用する配管、ガス機器は、禁油処理品を
 使用し、チャッキ弁(逆止弁)を用いて、ガスボンベに配管系等を伝って他のガスが
 流れ込まないようします。

貯蔵
 高圧ガス保安法に準拠して貯蔵します。
 充填容器と残ガス容器のいずれであっても貯蔵所に保管します。貯蔵所の周囲には
 火気、引火物、発火性物質等を置いてはいけません。
 ガスボンベは、40度以下の温度に保ち、直射日光が当たらない換気が良い乾燥した
 場所に保管します。容器はロープや鎖などで転倒を防止し保管します。

暴露防止措置
 許容濃度
  OSHA PEL TWA 10ppm 29mg/m3
  ACGIH勧告値 TLV-TWA 10ppm
  IDLH  200oppm
 設備対策
  容器置場、シリンダーキャビネットにはガス漏洩検知器、排気ダクト設備、火災警報機と
  スプリンクラーを設ける。容器を配管に接続する際には、容器バルブの直近に
  (バルブシャッターor圧空式緊急遮断弁)ガス供給を瞬間的に停止できる設備を
  備えることが望ましい。
 保護具
  陽圧自給式呼吸器、保護メガネ、保護手袋、面体、安全靴、容器収納筒、防災工具など

物理・化学的性質
 外観 : 無色の気体
 臭気 : 無し
 比重 : 2.46(0.1MPa 20℃)
 沸点 : -129.03℃
 融点 : -206.79℃
 蒸気圧 : 臨界温度(-39.3℃)以下では完全な気体
 溶解度 : 水、アルコールには溶けません
 その他 : 高温で強力な酸化剤ですが、常温、常圧では不活性です。

安定性、反応性など危険性情報
 引火点 : 無し
 発火点 : 無し
 燃焼範囲 : 支燃性
 安定性、反応性 : 安定です。高温や衝撃などには不安定です。
        酸化されやすい物質(アンモニア、一酸化炭素、メタン、水素
        硫化水素など)、活性金属、酸化物と接触すると火災を引き起こしたり
        爆発します。

以上、Prat3に続きます。

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ありがとうございます

今日の埼玉のお天気は?
 6月7日 日曜日
 天気 はれ
 気温 25℃(PM7:00)

です。
 伊勢神宮では遷宮を迎えるにあたり、内宮に綱ががる
木造の100mを越える橋を架け替えておりました。
現代建築でない大型の木材だけの橋を見ていると
古来からの日本の技術力は相当高いものですね!

話は変わり・・・。
サッカーのワールドカップ予選が行われウズベキスタンを
1−0で下し、本戦出場を決定しました。
おめでとうございます。
 

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