燃料電池自動車への燃料供給
今週、東京ビックサイトでFC Expo Tokyoが開催されます。
今年の目玉は何とい っても家庭用定置式燃料電池だと思い
ます。家庭用の燃料電池は天然ガス、 LPG、灯油などを改質
して水素ガスを取り出し発電します。天然ガスとLPGなど は
既に家庭の台所に引き込まれているケースが多く、配管を分
岐すればインフ ラはOkと言う手軽さがあります。あとは各製
造メーカーが量産効果を出し、販 売価格が下がればその普
及のスピードは上がると思います。
家庭用の燃料電池とは対極にあるのが燃料電池自動車
です。自動車の燃料は水 素ガスそのものが必要です。70MPa
という非現実的な圧力で充填されたタンクを 車に積んで走ら
なければ、走行距離が実用域まで達しません。その高圧タン
ク の開発コストも膨大ですが、そのタンクを搭載出来るように
車のデザインを考 えるのも大変です。
さて欧米の例などを調べると、燃料電池車の燃料を軽油か
ら改質して水素を取 り出している方式があります。これは定
置式と車載式のハイブリットの様な燃 料供給方式です。車に
供給するのは軽油ですが、これを車内で水素ガスに改質 して
燃料電池に供給します。これによって軽油のタンクは従来のタ
ンクを使 え、エンジンの替わりに燃料電池とモーターとバッテリ
を積むイメージです。
これは便利かと思いましたが、日本ではあまり研究が進んで
いる話は聞きませ ん。何故でしょうね。国策で水素スタンドの
インフラを作っていた日本。引く に引けない理由があるのでしょ
うか。燃料電池車のコストを下げる方法は、今週のFC Expo Tokyo
で探ってみましょう。
by toshi_matsu
LPG用燃料電池に関するお問い合わせは
川口液化ケミカル株式会社へどうぞご相談ください。
TEL 048-282-3665
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今日の埼玉のお天気は?
2月23日 月曜日
天気 雨
ボンベ庫の温度 朝5℃、昼6℃、夜6℃
です。
自動車メーカーのサーブがGMに支援を打ち切られ
再建の道が閉ざされたそうです。
サーブのステーションワゴンは、外車のステータス
シンボルだった銘車でした。
時代の変化は、思いもかけないほど急激なのかも知れません。