超流動現象
ヘリウムガスは無色で無臭の単原子のガスです。
すべての物質の中で最も低い沸点(4.216K=
−268.934℃)を持ち、絶対零度でも(0K=−2
73.15℃)でも液体のままの状態を保ちます。
ソ連の物理学者であるカピッツァは1930年代に
ヘリウム4(陽子2個、中性子2個)が絶対零度で
2.2Kの状態でコップの内壁を自然によじ登り外に
流れ出てしまう不思議な現象である超流動現象を
発見します。1970年代になるとアメリカの物理学者
であるリー、リチャードソン、オシェロフは、ヘリウム3
(陽子2個、中性子1個の同位体)も0.002K以下
で超流動状態になることを発見します。
ヘリウムガスが通常の圧力以下では絶対零度の
状態でも固体にならないことは、量子力学で不確定
性原理の効果であり、また、水素に次いで軽い単原子
分子なのです。
ヘリウムガスは不思議なガスですね。
川口液化ケミカル株式会社
TEL 048-282-3665
ありがとうございます。
今日の埼玉のお天気は?
3月12日
天気 はれ
ボンベ庫の温度 朝9℃、昼12℃
です。
朝焼けがまさにピンク色で綺麗な一日の始まりでした。
とっても不思議に思います。