極低温液化ガスの利用 Part6
液化ガスの低温利用による実用例のご紹介6回目です。
コンクリートを冷やすプレクーリング法は、大型のコンクリート
構造物でダムや橋脚工事でひずみの割れ防止の有効手段と
してコンクリートミキサー部分へ直接液体窒素を散布し、低温
の生コンクリートにして型打ちする方法です。低温度で固まり
はじめ熱応力の発生を低く抑えられます。外気温の高い夏場
に有効とされます。発電所のダム工事や湾岸道路の工事など
で実施されております。
海水を液体窒素やLNGの低温で冷やし淡水化する技術が
あります。海水に液体窒素を混ぜて冷やしシャーベット状にし
て氷と塩分の比重差を利用して分離します。分離後に氷が
付着しているので真水で素早く洗い流し解凍して水を得ます。
降雨の少ない地域で利用されている海水淡水化技術です。
これまでご紹介した利用方法以外にも、塗料の剥離、水道管
漏水やバルブの交換、不純物除去の精製装置、食品などの凍
結乾燥、高級繊維の縮絨、有機溶剤の回収、反応熱の除去、全
身冷凍治療、極低温運動療法(リウマチ治療)、各種材料試験装
置など多種多様な産業に利用されています。
液体窒素は低温であるが故に圧力が発生しやすく、法令に則し
た設備にする必要があります。高圧ガス保安法に関係する低温
設備のご相談は、川口液化ケミカル株式会社までお気軽にご連
絡ください。
TEL 048-282-3665
ありがとうございます。
よろしくお願い致します。
今日の埼玉のお天気は?
1月24日
天気 はれ
ボンベ庫の温度 朝3℃、昼5℃、夜3℃
です。
風が強いので、空に雲がなく真っ青な空が一日中
広がっていましたね。