液化天然ガスの冷熱利用
工業ガスの主なガスO2,N2,Arは、原料である空気から深冷
分離法により分離して取り出されております。常温の空気から
徐々に冷却してゆくと、先ず−183℃で酸素が液化します。次
に−186℃でアルゴンガスが液化し、最後に−196℃で窒素
ガスが液化します。
かつては常温から圧縮機を利用して常温から低温まで一生懸
命下げて各種ガスを作っておりました。
ここで登場するのが液化天然ガス(LNG)です。天然ガスは当
然のことながら利用する際にはガス体を燃やしてエネルギーを得
ます。
ところが天然ガスの産出国でガスとして発生する天然ガスを効
率よく大量輸送するため、わざわざ圧縮して液化させて減容しま
す。液化天然ガスになると−163℃ほどの温度になります。この
冷熱を断熱仕様の液化天然ガス専用タンカーで日本まで輸送して
きます。
日本についた液化天然ガスは、当然ガスに戻します。海水などに
さらして熱交換しても良いのですが、ここで−163℃の低温を工業
ガスを製造する工程である空気を液化させる冷熱源として利用する
ことで、いままで機械圧縮機を利用していた電気代が60%減と大
幅に減らすことが可能となりました。こうして液化天然ガスの冷熱は
工業ガス製造に役立てられているのです。
各種液化ガス(液化窒素、液化酸素、液化アルゴン、液体ヘリウム)
と極低温機器、低温容器、真空二重液体窒素配管など、お気軽に
川口液化ケミカル株式会社までご相談ください。
TEL 048-282-3665
ありがとうございます。
よろしくお願い致します。
今日の埼玉のお天気は?
12月17日
天気 はれ
ボンベ庫の温度 朝4℃、昼4℃、夜1℃
です。
テレビが特番の編成となり、NHKの大河ドラマ
「風林火山」も山本勘助が川中島の合戦で散り
終わると、テレビではクリスマスプレゼントのコマ
ーシャルが目白押しです。
ここ数週間は、イベント目白押しです。