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酸素の欠乏(酸素濃度)

 狭い居室で窒素や炭酸ガスなどの不活性ガスを
大量に(居室の空気容量による)使用することで
人間の五感に感じられない危険な状態で作業を
続け、生命の危険に曝されることがあります。

 具体的な高圧ガス消費による酸素の欠乏の恐れが
ある使用例は・・・

・液体窒素が気化する消費を長時間続ける使用方法
・大量の窒素ガスを装置で使用し、排気(捨てる)ガスが
 人間の居る部屋に漏れてしまう可能性がある場合
・地下ピットやガス・水などのタンク内を清掃したり補修
 作業する際に人間がその貯槽に入る場合
・新鮮な空気を取り入れることなく、循環しているだけの
 居室で不活性ガスなどを使用し続ける場合

などなどです。

一般的には、酸素濃度が通常空気中21%存在してますが

14% 判断が鈍ります
12% めまい吐き気などが起こります
10% 意識不明となります
 8% 失神してやがて死亡します
 6% 1回の呼吸で死亡します

などなどです。

「労働安全衛生法」では・・・

酸欠防止の定義を第二条で定めており
「酸素欠乏とは、空気中の酸素濃度が18%未満である
 状態をいう。」
としております。

酸素欠乏の危険がある場所として
高圧ガス関係では、ケーブルやガス管その他の地下に敷設
されるものを収納するための暗渠、マンホール、ピットの内部
ヘリウム、アルゴン、窒素、フロン、炭酸ガスその他の不活性
ガスを入れてているようなボイラー、タンク、反応塔、船倉、その
他施設の内部などが該当するとしています。
(政令別表六)

規制の概要は
「酸素欠乏症が発生する恐れがある特定の作業場について
 空気の測定、測定器具の備え付け、換気の実施、空気呼吸器
 等の備え付けなど酸素欠乏防止のための一般的な措置を講ずる
 べきこと。」(
酸欠則第四条、第五条、第五条の二)

「特定の作業について、酸素欠乏危険予防作業主任者の選任
 および監視人を配置すべきこと。」(
酸欠則第十一条、第十三条)

「窒素、炭酸ガスなどが流入する恐れのある装置内の作業、酸素
 欠乏空気の漏出する恐れのある圧気工法による掘削の作業など
 特殊な作業における酸素欠乏症を防止するための措置」

 (酸欠則第十八条〜第二十五条)

以上です。

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ありがとうございます。
よろしくお願い致します。

今日の埼玉のお天気は?
 8月9日
 天気 晴れ
 ボンベ庫の温度 朝30℃、昼35℃、夜35℃

です。
今、鋳物業界では大変な忙しさです。
土日返上で仕事をして、残業までこなして・・・
ですが、金属の材料代がものによっては
昨年の2倍3倍のため忙しいけど利益が出ないそうです。
それでも仕事があるだけで幸せだと素直に話される
鋳物工場の社長様に勉強させていただきました。
ありがとうございます。

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