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四塩化ケイ素 SiCl4

 最近お問い合わせの多い四塩化ケイ素 SiCl4
ご紹介いたします。

 物性としては、湿った空気中で発煙し水と触れると加水分解が容易に
進んでHClガスを発生させます。HClガスは許容濃度5ppmの正真正銘
の毒性ガスです。
 熱分解するときに水と反応すると塩酸とポリシロキサンの煙を発生します。
この煙はとても毒性が強く腐食性もあります。ハロゲン化ケイ素は加水分解
して、皮膚、粘膜などを刺激して細胞を破壊するそうです。症状としては重い
結膜炎や上軌道炎、流涙、咳など起こします。四塩化炭素に似た中毒
が考えられます。
 燃焼・爆発性に関する危険性は文献がないものの少ないと考えられている
そうです。

 化学的な性質は、アルコール、エーテルなど有機溶剤には、付加化合物
や縮合化合物をつくって溶けます。熱安定性が高く、酸素などの酸化剤との
反応は遅く、酸素とは常温で反応しません。高温ではシリコンノキシ化合物
をつくり、0Pa、600℃以下では反応は進みません、
 600℃以上で2段階に反応が進み、シリコンノキシ塩化物を生成します。
1000℃以上になりますとSiO2と塩素を生成します。
 ハロゲン・ハロゲン化水素とは−23℃の低温ではF2と反応ししませんが
40℃で弱い光照射の下でSiBを発生します。塩化水素とは混合してヨウ素を
溶解します。カリウム、ナトリウム金属で還元反応すると珪素を生成します。
アルコール類とはケイ酸エステルを生成します。
 水分のある湿った条件で塩酸を生成するため強い腐食性があります。
使用できる金属は、低合金鋼、ニッケル鋼、銅ニッケル合金です。プラスチック
ですとテフロン、ケルーF、ポリエチレン、ポリ塩化ビニルの使用が可能です。

 製法は、ケイ素・二酸化ケイ素に塩素もしくは塩化水素のような塩素化合物
を作用させ生成させます。

適用法規は・・・
・船舶安全法(危規則第三条危険物等級八腐食性物質)
・航空法(規則第百九十四条危険物腐食性物質)
・港則法(規則第十二条危険物腐食性物質)

四塩化ケイ素 : Silicon tetrachloride (英文)
※別名 四塩化シラン(Terachlorosilane)、塩化シリコン(Silicon
chloride)、テトラクロロシラン(Tetrachloroshilane)
CAS No,10026-04-7
国連番号 1818
NIOSH No,VW 0525000
既存化学物質番号 1-258

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今日の川口のお天気は?
 7月19日
 天気 はれ
 ボンベ庫の温度 朝19℃、昼20℃、夜21℃

です。
ここ数週間すごし易いというより夜寒いくらいの陽気が続いてます。
八月に入ると灼熱の夏休みお天気がはじまりそうです。
体力を蓄えて暑さ全開の夏を元気いっぱいで迎えましょう!!

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