シリンダーキャビネット 一般則
高圧ガス保安法に規定されている
「シリンダーキャビネット」の定義を復習しましょう。
規則関係条項
第六条第一項第四十二号二
第八条第一項第五号
第二十三条第一号、第三号
シリンダーキャビネットは、次の各号に掲げる基準によるものする。
1、シリンダーキャビネット内の空気を常に屋外排気し、かつ、常に
内部の圧力が外部より低いことを確認できる措置を講ずること。
2、シリンダーキャビネットに使用する材料は、不燃性のものであること。
3、シリンダーキャビネット内の設備のうち高圧ガスの通る部分は
常用の圧力の1.1倍以上の圧力で行う耐圧試験及び常用の
圧力以上で行う気密試験に合格するものであること。
4、シリンダーキャビネットには、内部を除くための窓を設けること。
5、シリンダーキャビネット内の圧力計、流量計など機器類および
配管の内面に使用する材料は、本基準9、ガス設備などに使用する
適合するものであること。
6、シリンダーキャビネット内の配管接続部および機器類は、容易に
点検することができること。
7、シリンダーキャビネット内の充填容器など又はこれに取り付けた
配管にはシリンダーキャビネット外から操作することが出来る緊急
遮断装置を設けること。
8、シリンダーキャビネット内の設備を自動的に制御する装置、1の規定
により設けられた排出のための装置その他保安の確保に必要な設備
にあっては、停電などにより当が施設の機能が失われることの無いよう
保安電力を有するなどの措置を講ずること。
9、シリンダーキャビネット内の充填容器などには、転倒などによる衝撃
及びバルブの損傷を防止する措置を講じ、かつ、粗暴な取り扱いを
しないこと。
10、シリンダーキャビネット内には、ガスの漏洩を検知し、かつ、警報
するための設備を設けること。
11、シリンダーキャビネット内の配管にはガスの種類及びその流れ方向を
表示すること。
12、シリンダーキャビネット内のバルブには、当該バルブの開閉方向及び
開閉状態を明示すること。
13、相互に反応することにより災害の発生する恐れのあるガスは、同一の
シリンダーキャビネット内に収納しないこと。
14、可燃性ガスの収納されたシリンダーキャビネットには、当該シリンダー
キャビネットに生ずる静電気を除去する措置を講ずること。
15、イオン注入装置において、装置一体型となって装置内に設置されている
ガスキャビネットなどは、シリンダーキャビネットとみなされるため、シリンダ
ーキャビネットと同等の機能が必要となるが、当該設備においては放射線
漏洩の可能性があることから実用的な覗き窓の設置が困難であり、また
装置の機構上の理由から静電気除去のための設備が困難であることから
当該設備については4、および14、の基準は適用せず、次の基準を適用
することとする。
15,1シリンダーキャビネットは、1日に1回以上、管理責任者またはその
指示を受けた者が次の事項につき点検し、かつ、シリンダーキャビネット
の近傍に備え付けた残ガス管理票に残圧(一次圧・二次圧)を記入
すること。
?@シリンダーキャビネット内の負圧の確認
?A検知警報器の検出端部の以上の有無の確認
?B緊急遮断弁の取り付け状態の確認
?Cバブルの開閉方向の確認
?Dガスの流れ方向表示の確認
?E容器、配管、機器類の固定状態の確認
?F配管、機器類、排気ダクト類の発錆、ゆがみなど
以上の有無の確認
?G専用冶工具の配備の確認
?H保護具の配備の確認
15,2当該装置の筐体部分を設置しておくこと。
この場合設置接続線は通常の使用状態で容易に腐食や
断線しないものを用い、ロウ付け、溶接、接続金具など
使用する方法によって確実に接続すること。
15,3電気的に絶縁された可燃性ガスの消費にかかる部分に
ついては、抵抗を介し蓄積された荷電が適切に放電される
構造であること。また、使用後はアース棒などにより速やかに
除電すること。
シリンダーキャビネットの細かな規定につき、法令での定めを
ご紹介いたしました。実用上、消費事業所または貯蔵所の規定を
受けない事業所などにつきましては、近隣の自治体の関係部署に
ご確認いただくことが確実です。法の解釈は、設備しなくても良い
とはなりませんので、お客様自身の高圧ガス自主保安の基準に
従い、安全を確保して高圧ガスをお使いいただくことが一番先決です。
シリンダーキャビネットのご相談、設置、法の解釈、仕様の確定など
川口液化ケミカル株式会社までお気軽にご相談ください。
TEL 048-282-3665
ありがとうございます。
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イマキュレー・イリバギザ
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PHP研究所
壮絶な生と死の狭間を固唾を呑んで読みすすみました。
生きていること。
なにごともないこと。
考えさせられました・・・。