ヒーター付きの調整器
炭酸ガスの調整器を機種選定してください?
そんなご質問がありました。
それでは逆に質問です。
「ヒーター付きと無しとどちらがよろしいでしょうか?」
「?」
液化炭酸ガスは、圧力と温度によって三変態に姿を変える
特殊な物性を持った高圧ガスです。
あるときには、液化ガス、あるときにはガス体。
目を離していると圧力が下がってドライアイス(固体)。
これは、利用する側からすれば非常に厄介なガスです。
工業用用途では、一般的にはガス体で使用されますので
液化の状態をガス体に変化させるために熱エネルギーで
炭酸ガスに変化させます。一般的なガスでも断熱膨張によって
冷やされ液化しやすい状態になるものを高い温度を与えて
強制的に気化させるのです。
少量のガス流量であればヒーター無しで減圧調整できますので
そのまま一般の調整器で使用できます。
低温で使用したい場合に、ボンベがサイフォンボンベ(液層まで
パイプ:サイフォン管)が挿入されており、ボンベ内の気層の圧力で
押し出され液化炭酸ガスが排出されてまいります。
この低温を利用して冷熱を応用したり、対象物を冷却したり、ドライ
アイスにしたり、白煙にして演出用に利用したりします。
炭酸ガス用の調整器には一般的にはヒーターが付いています。
少流量の場合には、ヒーターは付属していません。
液体のCO2を制御するものもありますが、それはガス制御とは
異なるものです。
液化炭酸ガスの応用機器のことなら
川口液化ケミカル株式会社までお気軽に
ご相談ください。
TEL 048-282-3665
ありがとうございます。
よろしくお願い致します。
今日の埼玉県川口市のお天気は?
5月21日
天気 晴れ
ボンベ庫の温度 朝17℃、昼22℃、夜21℃
です。
「18L缶の日」
5月18日は、一斗缶と呼ばれる18L缶が、かつて5ガロン缶
と呼ばれていましたが、「18L缶」に改称されたことを記念した
記念日だそうです。
「一斗缶」の「一斗」は =「十升」=18.039リットルなのだそうです。