塩化水素 MSDS
昨日の HCl 物性説明に続き、製品安全データーシートを
ご紹介いたします。
製品名 塩化水素(HCl)
物質の特定
化学名 : 塩化水素
含有量 : 99.99%以上
構造式 : HCl
分子量 : 36.46
官報公示整理番号 : 化審法 : NO.(1)−215
CAS番号 : No.7647−01−0
NIOSH : No.MW9610000
国連分類 : クラス2.3 標札Gj
国連番号 : 1050
危険・有害性
種 類 : 高圧ガス、毒性ガス、不燃性ガス
危険性 : 塩化水素自体は、爆発性はないものの、湿気があると金属を
侵して水素を発生し、この水素ガスが空気と混合して爆発を
起こすことがある。
有害性 : 皮膚、眼、鼻、喉、上気道粘膜に強い刺激作用があり、接触すると
火傷を負う。また、吸入すると肺水腫になる可能性がある。
応急処置
皮膚についた場合
ただちに汚染された衣服や靴などを脱がせ、付着部または接触部を多量の
水を用いて洗い流した後、医師の手当てを受ける。化学的中和は行わない。
目に入った場合
ただちに流水で15分以上洗顔し、医師の手当てを受ける。
吸引した場合
呼吸が停止している場合には人工呼吸を行い、呼吸困難な場合には酸素
吸入を行う。
飲み込んだ場合
意識明確時はミルクまたは水を与える。吐かせたり重曹などの中和剤を
与えてはいけない。
火災の措置
消化方法 : ガスの元栓、容器用弁などを締め、火災場所へのガスの供給を
停止する。容器が火炎に曝されると内圧が上がり破裂する危険が
あるので、出来る限り、容器を安全な場所に移動する。
必要に応じ散水し、容器を冷却する。容器または弁が損傷した疑いが
あるときは、必ず空気呼吸器などを着用し、消火活動にあたる。
消化剤 : ドライケミカル、炭酸ガス、水
漏出時の措置
・漏洩箇所、周囲の状況などを正確に判断し、付近の作業員および所定の方法により
必要部署に連絡する。
・作業にあたっては、空気呼吸器などの保護具を着用し、容器用弁の元栓など、ガス
供給系を停止する。
・漏洩処置を行う場合、必ず漏洩箇所の風上側にて操作する。
・容器弁からの漏洩時には、容器はシリンダーキャビネットまたは容器収納筒に収納し
ガスの拡散を防止する。また、ハンドル、盲ナット、または安全栓を増し締めをする。
とまらないときは、防災キャップを取り付け、容器を開放された危険性のない場所に
移動し、メーカーに連絡の上返却する。
・配管、設備から漏洩している場合には、容器弁を閉め、系内を不活性ガスで置換した後
漏洩箇所を修理する。
以上。
明日に続きます。
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今日の埼玉のお天気は?
3月1日
天気 晴れ
ボンベ庫内の温度 朝6℃、昼10℃、夜9℃
です。
朝一番の上空は、真っ青な青空でした。
今日も風が強かったですね。