真空計の構造 Part12
真空計の構造をご紹介するシリーズ12回目。
本日は、低真空領域最後のゲージです。
「熱伝対真空計」 です。
ピラニ真空計と同じように、通電加熱した金属細線の
熱伝導変位を測定し真空度を測定するものです。
外観上は、T字状のガラス管です。
一方向は真空装置側へ接続し、対になっている直線方向に
抵抗の温度変化が少ないニクロム線や白金などを使用しています。
この細線の真ん中あたりに熱伝対を溶接し一定電流で
加熱し温度変化の様子を観察するのです。
この真空計は、低真空から中真空領域での用途に適し
壊れにくく安定性もあります。
ただし、数値は正確ではなく圧力の目安となる程度の
ものとお考えください。
真空計のご相談は、川口液化ケミカル株式会社まで
ご相談ください。
TEL 048-282-3665
よろしくお願いいたします。
ありがとうございます。
人生の格言
運命を切り開く言葉とは?
「運命の中には偶然はない。
人間はある運命に出あう以前に
自分がそれを作っているのだ。」
(T・W・ウィルソン)