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クライオスタット

-196℃の低温の世界では、真空断熱させて常温(例:15℃)
との200℃近い温度差を保持させます。

低温はどうやってつくるりましょうか?

液体窒素を冷やしたいものにあてればいいでしょ!
などと簡単に言って、さてどうやってやりましょう。
まずは、液体窒素を溜める容器が必要になります。

汎用性の高い液体窒素を運ぶ容器は多々あります。
ですがその容器で直接何がしかの対象物を冷やすには
役不足です。

液体窒素を保存し、場合によっては圧力コントロールし
温度を管理し、液体窒素の動き(流れ)まで制御して
ようやく「 あてること 」ができるわけです。

この液体窒素などを保持し何がしかの目的に合わせて
オーダーメイドしたものが「クライオスタット」です。

液体窒素を注いでいる様子

この映像は、クライオスタット上部にある液体窒素導入口に
ロートのようなものを使って液体窒素を流し込んでいる様子です。

煙のようなものは、液体窒素によって空気中の水蒸気が冷やされ
霧状になったものです。液体窒素自体は無色透明で、これが気化して
窒素ガスになっても同じく無味無臭、無色透明のガスです。

クライオスタットが部分的に白くなっているのは、霜が付いている様子です。
夏場に、氷入りの冷たいジュースをガラスのコップに入れていると水滴が
付きますよね。
これが-196℃ですので、水を通り越して霜るわけです。
更に更に、放って置けば(時間が経過すれば)氷に成長する場合もあります。

これが液体窒素を保存し制御する、クライオスタットでございます。

クライオスタットの設計・製作・改造や低温サンプルステージへの
改造・新規製作など承ります。

川口液化ケミカル株式会社
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ありがとうございます。
よろしくお願い致します。

今日の格言
男として生まれた、その人生観とは?

 ごらんなさい、この勤勉なアリを。
アリは、私ども人間よりも高等動物です。
 喧嘩したり、だましあったりはしません。
人間がアリのように利己主義を捨てて公共のために
働けば、世の中はもっと良くなるのですが・・・。
(小泉八雲)
  

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