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真空計の構造 Part9

 真空計のご紹介も9種類目です。
かなり汎用性の低い特殊な真空計のご紹介となりますが
大変恐縮ですが、私自身の勉強を兼ねてお知らせさせて
いただきます。

本日は「マクラウド真空計」のご説明です。

マクラウド真空計は、またの総称を圧縮真空計といいます。
英文名では McLeod gauge (Compression gauge) です。

外観上は、最下部にガラス球が位置し、その上へガラス細管が
2系統立ち上がっています。ガラス管途中で直線部の水銀が
上下する差異を測定し真空度を計測します。

実際の原理は、気体が正確な倍率で水銀により圧縮され
液面の差から圧力を測定します。ボイルの法則で元の圧力を
求める真空計で、圧縮比を高めると 10 -3Pa まで測定可能です。

特徴としては、基本物理量の測定から全圧測定できますので
他の真空計の校正基準器として利用されます。
ただし、凝縮性のガス体は計算不可能ですし、構造が複雑なため
測定には経験が必要です。
測定自体も連続的に行えないため現場作業には向きません。

真空計シリーズはこのあと高真空計対応機種へ移っていきます。

真空計のご相談ご検討の際の機種選定など
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よろしくお願いいたします。
ありがとうございます。

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みんなが「不景気だ不景気だ」というときは、まだ不景気
ではない。みんなが「もうダメだ」と思ったときが、本当の
不景気なんだ。
(松下幸之助)

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