真空計の構造 Part7
真空計でもあり、正圧の圧力計でもある
ブルドン管真空計のご紹介です。
皆さんがよくご覧になられる圧力計ですと
タイヤの空気圧を確かめるゲージなどありますが
それと真空用途用でも構造は同じです。
ブルドン管真空計(弾性真空計)
英文名:Bourdon gauge(Elestic element gauge)
楕円断面の中空管(これをブルドン管といいます)を
コイル状に曲げて(240度くらい)末端は行き止まりに
なっています。
圧力が変化することで、ブルドン管が伸び縮みしますので
それを機械的に増幅して圧力計の指示する針に表して
いるのです。
このときご注意ください。ブルドン管式圧力計は、正圧用
(大気圧以上のプラス圧力)は真空用に使用しますと壊れます。
また、真空用を正圧に使用しても壊れます。
特に真空用のブルドン管は壊れやすいので注意してください。
また、正圧用の場合装置側などで正圧のガス圧以下で真空引き
されることなどあります。そうした場合は、プラス圧だけでなく
真空領域まで使用できるマイナス表記がある連成計付きを
選択するようにしてください。
この真空計は、他の真空ゲージと異なり頑丈ですので生産工程でも
多く利用されています。また、ガス種による指示値の違いはありません
ので、ゼロ点あわせの圧力校正(トレーサビリティ)さえ取れていれば
汎用性の高い真空計として使用できます。
ただ、振動に弱く、運転操作を誤って一気に大気突入したり、真空引きも
急激に行うと指示値が狂う可能性もあります。ご注意ください。
圧力計(真空用・ガス圧用ともに)のご用命は
川口液化ケミカル株式会社までご相談ください。
多種多様なブルドン管式圧力計が世の中には存在しますので
お客様のご希望とする圧力計を機種選定しお薦めさせていただきます。
TEL 048-282-3665
よろしくお願いします。
ありがとうございます。
今日の格言
女性にとっての人生観とは?
「楽しい人には草も花
いじけた人には花も草」
(フィンランドのことわざ)
心の在り方一つで、醜いものも美しく
美しいものも醜くなるといった意味なのでしょうか。