ボンベ元バルブ
高圧ガスボンベの容器弁元バルブについて
容器元バルブは、容器から出る高圧ガスを調節するためのものです。
容器に取り付けられているバルブは、高圧ガス保安法に基づき真鍮製
鋼の鍛造品、ステンレス鋼のものなどがあります。
その形状や大きさは、ガスの種類などによりまちまちです。バルブの
開閉操作は、ハンドルによるものや特殊スパナを使用して行うものもあります。
バルブの構造によっては、開放状態になったときにスピンドルの周りからの
ガス漏れを防ぐために、かつての石綿や皮やゴムのパッキンを入れたものと
金属の薄板(ダイヤフラム)で仕切りしたものがあります。
原則的には容器弁には安全弁が付属しています。アセチレンとアンモニア
容器のバルブには例外で安全弁が容器自体に付いています。安全弁の構造は
破裂版、可溶合金栓(ヒューズプラグ)またはスプリング式のいずれかを用いて
両者を併せ備えたものもあります。万が一、容器が熱に曝されたときには、容器
内の圧力が一定圧力以上となると破裂板が破れるか、または可溶合金栓が
溶けてガスが放出されます。アセチレンはバルブの元ネジ側の入口のところに
網が張ってあって、内部の多孔物質の流出を防いでいます。
酸素用のバルブはパッキンなどに可燃性材料を避けて、油脂類の付着は
厳禁しなくてはなりません。
容器弁のガス充填口のネジは、可燃性ガスは左ネジ、その他のガスは右ネジ
です。ただし、ヘリウムガスは、不活性ガスではありますが慣習によって一般には
左ネジです。
以上、ボンベバルブの注意事項です。
高圧ガス、低温機器、真空機器
川口液化ケミカル株式会社
TEL 048-282-3665
ありがとうございます。
今日の格言
成功と失敗を生かすとは?
「成功にはなんのトリックもない。私はただいかなる
時にも私に与えられたその仕事に全力を尽くしてきた
だけだ。左様、普通の人々よりほんのちょっとだけ
より良心的に努力してきただけだ。」
(カーネギー)